20年4~5月に読んだ本の一言感想メモ
◆20年2~3月はコチラ
・『紀州のドン・ファン』野崎幸助★★★☆☆
戦後、鉄くず拾い→コンドームの訪問販売→高利貸しで巨億の富を稼ぎ、数千人の美女に貢いだ男の自叙伝。"スケベオヤジ"もここまでくるとかえって清々しいっすわw
・『経営戦略全史』三谷宏治★★★☆☆
「ケイパビリティ理論」と「ポジショニング理論」どちらが大事か長い対立の歴史を一冊にまとめた本。結局どちらも同じくらい大事というオチで、何だか分かりきったことをわざと難しくこねくり回した学問だなぁ……。
・『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール★★★★☆
投資界で必読のロングベストセラー。要約すると「下手に売買を繰り返すよりもインデックスファンドを買ってじっと待つ方が良い結果を生む」というもの。夢のない結論だけどギャンブルで必ず勝つには胴元になるしかないし、発行主体になれない我々弱者がとれる最善の戦略なんでしょうね。
・『オタク経済圏創世記』中山淳雄★★★★☆
日本発のオタク市場が海外で急成長しているらしい。たしかに現時点でアニメは日本がトップだけど、今のようなブラック労働環境では外資に優秀なクリエイターを引き抜かれ技術を持っていかれるのも時間の問題と思う。
・『ハッタリの流儀』堀江貴文★★☆☆☆
「今はできなくても『できる』とハッタリをかませ。辻褄は後から強引に合わせろ」が本書の主張。「当然のようにできることも不測の事態でいつ『できなくなる』か分からない」と考えている僕はネガティブだろうか?
・『もう一つの「幕末史」』半藤一利★★★☆☆
薩長ぎらいの祖母の影響を強く受けて育った筆者が、佐幕派の立場から幕末を語る。勝っつぁん(勝海舟)はたしかにもっと評価されていいよな。
《今月の私的TOP3》
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