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23年5月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年4月はコチラ

・『お金は「歴史」で儲けなさい』加谷珪一★★★★☆

「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」と言ったのは作家にして投資家のマーク・トウェインだが、実際今の世界情勢は先の大戦と重なる面が多い。とくに日本の財政赤字は敗戦前と同レベルの危険水準に達しており、色々と過去から学ぶべき点は多いだろう。

・『日本が売られる』堤未果★★★★☆

日本に住んでると「水はタダで飲めて当たり前」だが、世界で水道水が飲める地域は196ヵ国中わずか15ヵ国のみ。他にも土地や食品などを外資が虎視眈々と狙っている…。基幹インフラは資本主義の競争原理を持ち込まず、きちんと国に管理してほしいですね。

・『1%の努力』ひろゆき★★★☆☆

ヒマを全力で作りなさい。常に片手を空けておかないと、ここぞというとき両手が塞がってチャンスを掴めないから。ライターに任せがちなひろゆき氏にしては珍しく、できる限りご自身で執筆された渾身の一冊。

・『逆転思考』加藤嘉一★★☆☆☆

日中の架け橋を担う気鋭の若者として10年ほど前に話題になった中国在住のインフルエンサー。今どうしてるんだろと思ってググったら学歴詐称で評判を落として今は日本に帰っているみたい。なんだかなぁ…。

・『マンションは日本人を幸せにするか』榊淳司★★★☆☆

少子化が急激に進んだのはマンションの普及が大きな原因だった?!にしても管理組合があんなに面倒くさいとは思わなかった。今後マンションに住むとしたら新築分譲より中古賃貸やね。

・『SNS変遷史』天野彬★★☆☆☆

インターネッツの歴史をひとくさり。「ああ、そんなサービスあったよなー」と懐かしくなった。ツイッター歴10年以上でそろそろ飽きてきたから、あっと驚く次世代SNSはよ来いや(他力本願)。

・『エブリシング・バブルの崩壊』エミン・ユルマズ★★★★★

本書を読めば直近2、3年の解像度がグンと上がること請け合い。現時点の株式相場は底打ち反転の楽観ムードが漂っているが、僕はまだまだ数段下がると予想してほとんどノーポジなのだけど、果たしてどうなるかな?

《今月の私的トップ3》


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