22年3月に読んだ本の一言感想メモ
◆22年2月はコチラ
・『オタク成金』あかほりさとる★★☆☆☆
ライトノベル勃興期に荒稼ぎした作家。また現在のメディアミックスの手法をいち早く確立した人物でもある。時代の波に乗るのは大事なんやなって。
・『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』横川良明★☆☆☆☆
最近の推し文化、はっきり言って気持ち悪い。みんな技術よりも人ばかり褒めてネガティブな意見は一切受け付けない。そんな偏狭なコンテンツに発展はないし、信者は運営に一生搾取されるだけだよ…。
・『女と男なぜわかりあえないのか』橘玲★★★☆☆
科学的データから見た男女論。女は競争に消極的なのではなく、勝率を冷静に計算しているのであって勝てると思えば男よりも大胆にリスクを取りに行くって話が個人的に面白かったかな。
・『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』藤沢数希★★★☆☆
「正社員を解雇しやすくせよ」「移民をもっと入れろ」「消費税を上げろ」など直観に反する意見ばかりで眉をしかめたが、話を聞くと考えさせられる部分もある。試しに最後の章だけでも読んでみるといいかも。
・『メタバースとは何か』岡嶋裕史★★★★☆
いまメタバース本が乱発されているが1冊目に本書を選んでよかった。そもそも論の定義付けからトレンドのNFTまで一通り押さえられている。筆者はオタクマインドが強く学者特有の威張った感がなく読みやすかった。
・『電波大戦』本田透★★☆☆☆
『電波男』で有名になった著者が"モテの魔の手"から逃れるべく先輩たちから護身術を乞う!せっかく濃いメンバーなのに著者が結論先にありきで話を進めたがるから対談としては少し物足りなかったなー。
・『たかが英語!』三木谷浩史★★☆☆☆
「これから楽天社内で日本語使用は禁止。会話や文面は全て英語とし、2年以内にTOEIC650点以上を取らなければ減給・降格します」。ひぇぇ…僕が英訳ツイートを載せだしたのはこの本がきっかけですw
・『知識を操る超読書術』メンタリストDaiGo★★★☆☆
最近"積ん読"が捌ききれなくなったので。読書内容がなかなか頭に定着しないのは「本を読む前の準備」を怠っているからだという。従来の速読や多読のアプローチがあまり効果なかった人におすすめ。
・『ソニー再生』平井一夫★★★★☆
ソニーの危機を3度も救った前社長の回顧録。少年時代に日米間を何度も転居して"異邦人"扱いされ常に主流から少し外れた生き方がリーダーとしての哲学のベースになったそう。語り口も情感豊かで紛うことなき良著。
・『メタバース進化論』バーチャル美少女ねむ★★★☆☆
「メタバースを知りたければ原住民に訊け!」ソーシャルVR国勢調査2021で初めて明らかになった衝撃的な実態が続々。国別、性別による価値観の違いやプラットフォームごとに異なる文化圏など非常に勉強になった。
《今月の私的トップ3》
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