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23年9月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年8月はコチラ

・『漫画方丈記』鴨長明★★★★☆

「日本最古の災害文学」というサブタイに惹かれて。武家の台頭で貴族文化が終焉を迎えつつある時代に書かれた古典なんですけど、歴史の大きな転換期ってどういうわけか天災が立て続けに起こるんだよなぁ。

・『誰も教えてくれない日本の不都合な現実』ひろゆき★★★☆☆

橘玲さんが出しそうな本のタイトル。ひろゆき氏は以前はリベラルな発言が多かったですが最近は保守寄りのツイートが増えてて、思想の中心軸がどこにあるのかイマイチよくわかんないですね。

・『タートルズの全貌』マイケル・W・コベル★★★☆☆

投資のズブの素人でも後天的な教育で勝てるようにできるか私財を投じて1980年代に行われた実験。謎多き集団だったが近年ようやく情報が出回るようになってきた。同テーマの類書では本書が一番優れてると思ふ。

・『渚のリーチ!』黒沢咲★★☆☆☆

鳴かずに勝つ"セレブ打法"でおなじみ黒沢プロの半自伝小説。Mリーグ設立以来、麻雀のネガティブなイメージがだいぶ払拭されましたねー。

・『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』加治将一★★★★☆

小さい頃、古銭収集が好きだったから何となく手に取ったんだけどこんな投資ジャンルがあったんすね。インフレ対策の資産防衛としても優秀みたいだし、何より趣味が実益を兼ねているのが善き。沼りそうな予感(笑)。

・『ロシア点描』小泉悠★★★☆☆

近年のロシア庶民の暮らしや考え方がわかる貴重なエッセイ。事件の渦中では意見や情報が両極に偏りがちだから、意識的にフラットな目線におとす姿勢は大切だと思います。

《今月の私的トップ3》

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