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【読書記録】国民総株主/前澤友作 著

おはようございます。
今回で46冊目の読書記録やっていきます!

今回紹介する本は、『国民総株主/前澤友作 著』です。


なぜ、この本を選んだか?

僕は、前澤友作さんが運営しているKABU&プラスの会員です。

人当たりが良くて、おもしろいことをやっているイメージのある、前澤友作さんが僕は大好きです!

ZOZOの元社長であり、お金配りで有名だった前澤友作さんがどんな世界を目指しているのかがとても気になりました。

また、これだけ有名な方がはじめての書籍というのも気になっていました。

前澤友作さんが目指しているのが、国民総株主。

なぜ、国民総株主を目指すのか?

そして、この本を買うと、

「2025年4月30日までなら株がもらえる」

という、なんともチャレンジングで面白い本だと思いこの本を手に取りました。

どんな本?

序章+5章で構成されています。

序章 お金配りは、もうしません
1章 目指せ!国民総株主
2章 株主を増やす作戦を考えました
3章 お金配りの功罪
4章 みんなが「株主」になったらどうなるか?
5章 僕は「世界平和」を実現させたい

とてもわかりやすく、優しい文章でした。

前澤友作さんのみんなが幸せになって欲しいという想いが溢れていると思います。

それでは、特に自分の中で参考になったポイントを紹介していきたいと思います。

ポイント① 国民総株主とは?投資をすることの大切さ

なぜ、「国民総株主」を目指すのか?

前澤友作さんが目指しているのは、「国民総株主」です。

「国民総株主」とは、「日本人、すべての人が何らかの会社の株式を保有している状態」のことのようです。

なぜ、国民総株主を目指すかというと、この本にはこのように書かれています。

大前提として、この社会は「資本主義」で動いています。読んで字のごとく「資本」を中心に回っている社会です。
労働する人、消費をする人、資本を持つ人、それぞれが資本主義の中では大切なプレイヤーではありますが、主役は誰かと問われれば、それは資本を持つ「資本家」です。

『国民総株主』より引用

この言葉から、資本家であるということは、人生において有利なポジションを得ることだと思いました。

資本家でないともったいないと思います。

現在の株式保有の割合

資本である株式を持っている人は、20,000人を対象とした前澤友作さんの会社のアンケートでは、67%の人が株式を持っておらず、株式保有者はたったの3割だったようです。

とても少ないと思いました。

株を持つことの重要性

株を持つことについて、松下幸之助さんはこのように書かれているようです。

 新しい日本の繁栄、平和、幸福、そして国家国民の真の安定のためには、やはりなるべく多くの国民が株をもった形態において、国家産業の興隆に寄与するということを、力強く推し勧めていくことが肝要だと思うのである。
 そうすれば、株主に投資した株式から受ける利益だけでなく、投資することによって産業が興隆し社会が繁栄するところから起こる、いわゆる社会共同の繁栄による利益なり恩恵を受けることができる。つまり大衆は、株を持つことによって二重の利益を得られるわけである。
──松下幸之助「PHP」1967年11月号より

『国民総株主』より引用

株を持つことによって、企業にも株主にも利益があり、その結果、国にも利益が出て、栄えるということでした。

日本は「失われた30年」と言われています。

いろんな要因があると思いますが、日本が成長をしなかった要因の一つは投資をあまりしてこなかったからなのかもしれません。

株式投資をすることで、日本は変わると思います。

そういった意味では、前澤友作さんの「国民総株主」という考え方は賛成です!

僕の株の状況と今後思うこと

僕も現在毎月NISAを利用して、5年ほど株式投資をやっています。

しかし、今僕が持っている株式投資は「全世界株式」のみです。

日本に住んでいるのに、日本の株は一切持っていません。
(全世界には含まれているけれど)

そういった日本の繁栄に協力するという意味では、日本の会社の株を持つこともしていきたいと思いました。

ポイント② お金も受け身ではなく、主体的が大事!

なぜ、前澤友作さんはお金を配るのをやめたのでしょうか。

前澤友作さんは、シングルマザーやシングルファザー、夢のある人を応援するなどで、トータル49億円、約280万人にお金配りをしてきたそうです。

「本当に助かりました」とか「一生忘れません」というような感謝の声もある中で、「僕にもください」や「明日借金が返せなかったらもう自殺するしかないです」「一部の人だけにあげてずるいです」というような悲痛な声もあったようです。

人を助けるために、お金配りをしたのに、このような結果になっては本末転倒です。

とても辛いと思います。

続いて、ベーシックインカムの制度を実験してみたそうです。

100万円を1000人に配り、その代わり、アンケートに1年間かけて答えてもらうというものでした。

その結果は、資格取得や留学などの自己投資にや貯金にお金を使っても、「株を持ちたい」や「投資をしたい」という声はなかったとのことです。

なので、ベーシックインカムをしたとしても、国の発展にはならないだろうとのことでした。

今度は、「kifutown」という寄付のプラットフォームを作ったそうですが、前澤友作さん以外に寄付をする人はほとんどいなかったそうで、これも失敗に終わります。

これらの経験を通して、前澤友作さんはこのように言っています。

「与えてもらう」という意識はやっぱりよくない。
与えられていると、どんどん自分のことを「被害者」のように思い始めて、「もっともっと」と傲慢になっていく。お金持ちに対しても「なんでそんなにお金あるのに配らないんだ!」という思考になってしまう。

大切なのはやはり「主体者」になることです。
資本主義なんだから、資本を持たないと始まらない。「1株でもいいから資本を持とうよ」ということなんです。

『国民総株主』より引用

裕福になりたければ、「くれくれ」という受け身な姿勢ではなく、「一緒に成功を目指す」というような主体的な姿勢が重要なのではないかと思いました。

このような前澤友作さんの考え方にはとても共感ができました!

ポイント③ 「世界平和」を実現するために前澤友作さんを応援したい

僕は、前澤友作さんのことをあまり知りませんでした。

「9.11がきっかけ」

前澤友作さんは、アメリカの同時多発テロの「9.11」が前澤友作さんの中でとても大きなインパクトがあったそうです。

「9.11」が合った時、前澤友作さんは25歳。

「会社の経営者」と「ミュージシャン」を同時にやっていたそうです。

(経歴かっこよすぎます!)

なんとなく、両方の道を考えていたそうですが、「9.11」で「2度とこのような悲劇を起こさせてはならない」と思います。

しかし、アメリカのブッシュ大統領の「アメリカはやり返す」という宣言を聞き、悲しい気持ちになったそうです。

それから、社会に対してもっとインパクトがあることをしたいと思い、「経営者の道」一本に絞ったようです。

「世界平和」のために

そこで、「世界平和」という自分のテーマに対して、会社を通して向き合えないか?と考えるようになったとのことでした。

ZOZOでは、「反戦Tシャツ」も作ったそうです。

世界平和のことを考えているうちに戦争の原因は「資本」であることなども考えたそうです。

「資本」を奪い合うために戦争をするとのことでした。

その結果、「お金がない世界」であれば、戦争をしない、優劣をつけない、「世界平和」につながると言うことも書かれています。

やはり、今の時代では現実的ではなく、この本では答えには至っていませんでした。

「世界平和」を実現するために前澤友作さんを応援したい

「資本主義」や「戦争」などのテーマは、僕には難しく、わからないことが多かったです。

しかし、「世界平和」に対しては共感ができます。

人々が戦争に怯えることがなく、やりたいことをし、幸せに満ちて暮らすことができたらどれだけ良いかと思います。

こんなにも考え、世界平和のために行動をしている前澤友作さんなら応援し、「世界平和」のお手伝いをしたいとも思いました。

感想

最後までお読みいただきありがとうございました。

この本を読んで、前澤友作さんがどんな世界を作りたいのかが少し分かりました。

全く知らなかった私は、

「お金の代わりに株を配るだけなのか」
「斬新だな」

くらいに思っていたのですが、

「世界平和」や「相互発展」のようなとても尊い考えがあったのだなと思いました。

これからも、陰ながら応援したいと思います。

まだ、株主ではない方、前澤友作さんが好きな方にはぜひ本を購入して見て欲しいと思います。

ではでは~。


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