見出し画像

【読書記録】「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント/仲山進也 著

おはようございます!
本日で32冊目の人生を変えるための読書記録をやっていきたいと思います。

今回は、『「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント/仲山進也 著』についてです。


なぜ、この本を選んだか?

大学を卒業し、社会人になり、12年が経ちました。
(体感時間が早すぎる!)

3回ほど転職もしたけれど、会社員には未だに慣れません。

楽しいと思うことがほとんどありません。

学生気分がいまだに抜けていないのかもしれません(笑)

適応障害になり、そろそろ復職もしなければなりません。

この本を読むことで、

  • 復職に対する後ろ向きな気持ちの変化

  • 会社員に対するネガティブなイメージの変化

このような効果があればいいなと思い、この本を読んでみることにしました。

どんな本?

働き方のタイプを4タイプに分けて、働き方を紹介してくれている本です。

4つの動物とは、以下4種類です。

①トラ
パフォーマンス高×組織にいながら自由
社命より使命

②ネコ
パフォーマンス低×組織にいながら自由
自分に忠実

③ライオン
パフォーマンス高×組織の中央を志向
群れを統率

④イヌ
パフォーマンス低×組織に忠実
組織に忠実

主なメッセージは、

「ネコでもいいんだよ!」

という風なメッセージがある本だと思います。

本の構成は、6章で構成をされています。

第1章 働き方の4つのスタイル───組織のイヌ・ネコ・トラ・ライオンとは
第2章 組織にいながら健やかに働く───トラの働き方
第3章 型破りな成果を上げる人の共通点───トラの特性10箇条
第4章 進化のカギは「よい加減」───ネコからトラへの道のり
第5章 組織の変人が変革人材になる───ネコ・トラの存在意義
第6章 自律型の組織をつくる───ネコ・トラの活かし方

それでは、特に印象に残った部分を紹介していきます。

ポイント① 自分はネコか、イヌかを調べる

僕が組織で働く事がしんどかったのは、組織に忠実でいなければいけないと思い込んでいたのだな。

組織に忠実でいれない自分はダメダメだなって思ってました。

もしかしたら、僕はネコなのかもしれません。

この本には、組織のネコ度チェックリストがあります。

【  】①「仕事は苦役であり給料はガマン料」という考え方にモヤモヤを感じる
【  】②お客さんに喜ばれない(意味のある価値を提供しない)仕事はやりたくない
【  】③指示された範囲外(KPI_と直接関係ないこと)でも、よいと思ったことはやる
【  】④自分の信念に反する指示は、しれっとスルーすることがある
【  】⑤肩書きや出世競争を勝ち上がることに、興味がない
【  】⑥向いていないし自分でなくてもよい仕事をずっとやらされるのは、ムリ
【  】⑦社内キャリアのレールの先に到達している人の姿にワクワクしない
【  】⑧失敗しないことより、怒られたとしてもチャレンジすることのほうが大事
【  】⑨群れに組み込まれるのがニガテ
【  】⑩同調圧力をかけられるのも、かけるのもキライ

『「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント』より引用

このチェックで1つでも当てはまれば、「この先ずっと同じ働き方だと健康に良くないタイプ」なのだそうです。

僕はすべて当てはまりました(笑)

「ネコという働き方」を知ることで精神衛生上、よい影響があるそうです。

すぐにネコになりたいと思います。

ポイント② トラはスゴすぎる!

ネコがパフォーマンスを上げると、トラになれます。

一体、トラはどんな活躍をしているのでしょうか?

この本では、組織のトラの成果もいくつか紹介されています。

  • 銀行員イレイさん・・・沖縄の銀行で初のテレビCM作成。内容は、琉球銀行のキャラクターロボット「リュウギーン」が登場するオリジナルアニメ。

  • 大手シンクタンク所属サイトウさん・・・日本の社会課題解決にもつながる挑戦をしている100人発掘し、ネットワーク化を目標とし、3年で達成。一人で100人に会いにいく。

  • 県庁職員ツヅクさん・・・岐阜県と楽天の提携を行った担当者。2ヶ月半と超スピーディーに実現。

  • 電通のクラナリさん・・・前回の本で紹介した電通Bチームの発起人の人です。まだ読んでいない人はぜひ!

だいぶ抜粋して紹介したのですが、この本にはまだまだトラの人たちの事例があります。

今まで、組織でやったことのないことを実現させたり、自分の担当外のことまでやっているので、本当にすごいです。

組織にいながらでも、こんなに自由に仕事ができるといいですよね。

刺激になりました。

ポイント③ ネコ・トラが喜ぶ社風とは?

ここまで見てきましたが、ネコ・トラはすごいポテンシャルを秘めていると思います。

しかし、ネコ・トラが活躍できる・できない社風があるのではないかと思います。

基本、ネコ=自由奔放な感じがしますしね・・・笑

この本には、【ネコ・トラが生息しやすい環境のつくり方】が9箇条紹介されていました。

① 集団行動を過度に求めない
② 指示(正解一択)型ルールでしばらない
③ ホウレンソウを過度に求めない
④ アイデアの採否を多数決で決めない
⑤ 短期的・直接的貢献だけで評価しない
⑥ 同調圧力をかけない
⑦ 安易に競争させない、金銭的報酬や地位でつろうとしない
⑧ 副業を禁止しない
⑨ 孤立させない

『「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント』より引用

このようにネコ派であろう僕は、ルールでガチガチであったり、昭和的な価値観や体育会系的な感じは息苦しくなります。

自由を許してくれる環境でこそ、ネコ・トラは生きると思うのです。

今いる会社の社風が違うと感じるのであれば、転職してもいいのかなと思いました。

最後にここまでネコ・トラの人のことを書いてきましたが、イヌの人も組織に本当に重要です。

立ち上げ等はトラが担当し、運営はきちんと担当するイヌがやるのが一番いいそうです。

トラは新しい事などを始めたり、飽きちゃうからだそうです。

適材適所が一番いいのです。

感想

最後までお読みいただきありがとうございました。

この本の最後に、

「ライオン上司からしたらネコ部下を持つと大変だと思う」

という記述がありました。

ネコは、本当に自由気ままで、なでられてうれしそうにしていると思ったら、いきなりウザい反応を見せるし、何を考えているかわかりません。

上司のことを思うと本当に申し訳なく思いました(笑)

自分は4つの種類でどれなのか?

気になった方はぜひ読んでみてください。

ではでは~。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集