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適応障害で人と遊べなくなった私が少しずつ人と遊ぶ練習をしている話


最近、気の合う友達と6人ほどで数日間遊んで同じホテル(同室)に泊まって過ごすという経験をしました


ここ数年、適応障害で心と体の調子悪かったこともあって人と会ったり外出するのを控えたりしていました

1年ほどして最悪だった体のコンディションは脱して少しずつ心も元気になってきたので最初は信頼できる1対1から…と外に出る練習をしていました
夏に友達さんと会った時は記録的な暑さもあいまってか、熱中症のようになり途中で嘔気と冷や汗が止まらなくなり、お腹を壊してずっとトイレに駆け込んでいました…
迷惑をかけたくないと必死に気をつかって話していましたが途中で歩いていると朦朧として立てなくなってしまいました
友達に会えた嬉しさと、迷惑をかけた辛い経験が心に残っています…


それから半年くらいして少し体調も安定してきたので、1対3で仲良い人と遊んだのですが、今度は最中に吐き気が止まらなかったことがあります 
会話中の突然のことで私にも理由が分かりませんでした
トイレに駆け込んで吐きたいのに吐けなくて唾液だけでてオエオエ言いながら便器にもたれかかっていました
まだダメなのか…もう元の体には戻れないのかもしれないと惨めで泣きそうでした


1年くらいで体は少しずつ元気になってると思ってたのに、思ったようにならない


でもこのまま人に会わずに1人で過ごしていたら楽だけどどんどん体も心も体力が落ちて誰とも会ったり遊んだりできなくなったらどうしよう
未来が真っ暗で見えないイメージでした


今回の企画もこんな風にまた気分が悪くなったらどうしよう、迷惑をかけるかも、怖いという気持ちでいっぱいでした
5人くらい知らない人と数日間過ごすというのは私にとって全く結果が読めないとても勇気がいる冒険でした

また適応障害とはまた別で、ただでさえINFJの私です…
INFJの特性がどんなものかというと

●1人の時間がないと死ぬ
●大人数だとみんなが平和でいられるようにバランサーとなるために気持ちを計りっぱなしでへとへとになる


しゅ、修行に行くのかな…?


自分でも今回の企画は挑戦でしかありませんでした
しんどくて辛い思い出になるかもしれないと思いつつとりあえずやってみようと踏み出しました

しかし、結果的に良い経験になりました…!
体調は崩さず楽しく無事に帰ってこれました!
本当に大きな進歩だと思います…ここまで来るのに2年かかりました…自分でこれまでの辛かった記憶を思い出して1人になってから泣いてしまいました

この友達とは数年付き合いがあってとてもやさしくて心地よく気がつかいあえる仲なので楽しく過ごせたのはそのおかげだったのもあると思います

行くまでは、他人まみれで閉ざされた空間、1人になる場所がないなんて大丈夫だろうか…体調が悪くなったりしても伝えにくいし、相手とペース合わせれるだろうか…きっと深夜までおしゃべりするだろうし私は8時間くらい寝ないと調子悪くなるから断って先に寝てもいいかなぁ…ご飯たべるのも遅いから待たせるのも悪いし…トイレとかもどうしよう…と色々ずっと心配でした


でも今回は「気を遣いながらもある程度マイペースにいかせてもらおう」「他人にポンコツな部分を曝け出す練習をしよう」と決めていました


ご飯は食べたい量を自分のペースで食べ、
話したい時に話し、眠い時に寝る


周りに気を使いながらもこれをやらせてもらってまずまず楽に過ごせました

色んなカフェや観光をしたので帰ってきたらやっぱりぐったりと疲れましたが
肉体の疲れが主で心の疲れはほとんどなく、充実感と達成感で満たされています


人生で色んな失敗もするけど、こうやって踏み出して普段やらない経験や成功体験を重ねていくことで前を向いて生きていけるのかもしれないなぁと勇気がでました


また年を重ねるにつれ基礎体力が落ちてるのもめちゃくちゃ感じるので…健康には気をつけていこうと身に染みて感じてます…体が健康じゃないと心も健康でいられないので…最近食事に気をつかったり、散歩したり筋トレを始めました


私は人生を逆算して自分ができるうちにできることをやりたいという気持ちが強くあります

多分看護師として人の最期を見送っているから、人間はどんどん衰えてやりたくてもできることが少なくなっていくのを感じているからだと思います 
また私が適応障害になって体調をガクンと崩したことで今まで普通にできていたことができなくなる恐怖を強く感じたのもあると思います

これからも自分の心と体が動くうちに色んな挑戦をしてみたいです


今回の体験はきっと私が死ぬ時の走馬灯コレクションになるくらい素敵な思い出になりました
本当に行ってよかったなぁ



ここまで読んでくれてありがとうございました

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