教員はお金にならない?
どーも、ヒカゲモンです。
最近、教員の調整額についての話題がホットらしいので、私見を少しだけ書きます。
生徒と話していてよく言われるのが、「先生はもうからないんでしょ?」「教員は給料安いんだよね?」「おれ絶対に先生にはならないわ」。
そんなとき、ヒカゲモンはこう返します。
「君たち、僕を見たまえ。清潔な服を着ていて、歳の割には肌ツヤも良いだろう。つまり食うのに困っちゃいないというわけさ。これ以上何を望むというんだい?」
すると子どもたちは大人ってつまんねーなどと言う。でもその顔はどこか嬉しそうだ。
教員の残業代支給問題。どうなんでしょう?
実際ヒカゲモンは定時退勤するために勤務時間の中で死力を尽くしているので、調整額がカットされて残業代に切り替わるとしたら、あまり恩恵は無いのです。
そもそも教員ブラック問題の本質は、長時間労働にあるはずです。
しかし、長時間化の原因とされる業務の中には単純に切り捨てられないものが多くあります。例えば、私は部活動の廃止には懐疑的です。学校は勉強ができる子たちだけのものではないからです。スポーツや芸能で自己実現できている子どももいるのです。
単純に考えれば、教員の数を増やせばいいとなるのですが、そのためには賃金などわかりやすい待遇の改善が求められ…。これでは堂々巡りな感じがします。
結局、残業代云々の話は事の本質から目を逸らす意図のように思えてなりません。
いつの世も現場を知らないお上の一声で人の営みが管理され、切り捨てられていきます。教育現場(未来ある子どもたちの学び舎)も有益/無益の価値観で整理され、味気ないものになっていくのかもしれません。
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