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池のカモを眺めながら、きのう鴨南蛮そばを食べたことを思い出す。
寒い日が続いています。
近所の公園では氷が張って、池のカモたちも往生しているようです。
去年の11月以来、カイツブリはすっかり姿を消しました。
どこぞに飛んでいったのか、また今年の春に来てくれるだろうか、とカイツブリ一家のことを思い出しては、
はやく春になーれ、と願っている私です。
最近はカモウォッチングをしています。
カモたちも親戚が増えてきて、去年の暮れには、カルガモよりマガモのほうが数が多いくらいになっていました。
20羽近く池にいたこともある。ほとんどがマガモのつがい。
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マガモはつがいでいることが多いので、夫婦だとわかるのですが、カルガモは雄雌の区別がよくわからない。カルガモのつがいもいたのかもしれません。
以前はカルガモだけだった池にマガモが増えてくると、ちょっとカラフルで人の目を引くようです。
でも、私は以前からここに棲みついているカルガモたちの方がなんだか好きです。
で、きのう、このカルガモたちを眺めていて、ふと、
そういえば、きのう鴨南蛮そばを食べたなあ、と思い出したのでした。
そうか、あの鴨南蛮そばの鴨も君たちの仲間かあ~
君たちの兄弟を食べてしまったよ、ごめん、でも美味しかったなあ~
鴨南蛮そばは私の好物なので、蕎麦屋にいくとよく注文します。
肉厚の鴨の肉がそば汁に浸って、実に美味いのです。
実は、鴨南蛮そばに使われる鴨は合鴨といって、マガモとアヒルを掛け合わせた食用の家禽だそうです。
でも、同じカモの仲間だよね。北京ダックも美味いし。
そんな風に、きのうの鴨南蛮そばの味を思い出しつつ、池の鴨たちを眺めていました。
(ひょっとして、あいつらも美味いのか?)
彼らはただ無心に池に浮かび、時折水に潜っては赤い脚を突き出してダンスしてるようなそぶりを見せていましたが。
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私が鴨南蛮そばが大好きだってこと、気づいてないよね?
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