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第1回 「新入社員よ!どじょうすくいをしろ!」
こんにちは。ニダイバナシと申します。
今回は「ランダム2単語アーティクル」(上記の記事参照) の記念すべき第1回ということで、私も意気込んで単語ガチャを回したわけですよ。ドキドキワクワクですよ、そりゃ。やっぱり最初だから書きやすいワードが良いなあ、なんて浮ついていました(フラグ)。
そして出たのは、、、
いやいや、、、
どうしろと? この二つの単語が並んでるの見たことないでしょ。なんでかって? そりゃ関連性がないからですよ!!!
でも、こういう企画なんです。始めてしまったのです。きっとこの先これ以上の強敵が立ちはだかるでしょう。だから、ここで挫けるわけにはいかない!!!
さあ、行きましょう。今回のタイトルは「新入社員よ!どじょうすくいをしろ!」です。
目次
1. そもそも新人研修ってナァニするの
2. 核燃料サイクルの企業の新人研修が「農業体験」?!
3. 新人研修を「どじょうすくい」にしたら日本を救えたりするかも
1. そもそも新人研修ってナァニするの
とりあえず日本での新人研修のABCでも語りましょうかね。マァ、いっても私そんなに詳しくないですけど。
言わずもがな!新人研修の目的は「意識の改革」なんですよ。
「大学生」という言葉を辞書で引いたら「酒乱の人。また、人生における最後の楽園のたとえ」とありました。確かに楽しい時期ではありますよね。程よい自由もあって。でもね、ひとたび社会という荒野に足を踏み入れたら、こんな腑抜けた感じではダメなんですよ。知らんけど。
まあ、ですから「社会人」という鋳型に新入社員を流し込む作業が必要なんですわな。つまるところ、一連の学校教育が労働力を作る工場とするなら、企業での新人研修が最後の仕上げというわけです。美容院で言うなら、首の産毛を処理してくれてるあたりですね。
では、企業での新人研修って具体的にはどのようなことをやっているのか。
・基本的なビジネスマナー (電話対応、敬語 etc)
・業務に必要な(専門)知識
・社員の交流を深めるためのレクリエーション
基本的な分類としては、だいたいここら辺に帰結すると思います。ただ、こららを自社で執り行うか、外部に委託するか等は企業によって様々でしょう。場合によっては旅行に行ったり、とかもあるかもね。
ちょいとここらで、少し珍しい(?)新人研修の例を挙げてみましょうか。
2. 核燃料サイクルの企業の新人研修が「農業体験」?!
みなさん「日本原燃 (にほんげんねん)」という企業はご存知でしょうか。
その事業内容は核燃料サイクル(再利用等)であり、「資源の有効利用」という点でも非常に注目されています。ちなみに本社は青森県にあります。
では、そのような会社の新人研修がどんなものか想像つきますか? 放射線の知識を身に着ける? 施設見学?
ええ、きっとそういう基本的なものも勿論行なっているでしょう。
しかしそれだけではないのです!私は興味深い記事を日経で発見しました。
ん???って思いませんでした? どうして核燃料サイクルの企業が「農業研修」をするんだ、と。
社長はその目的をこう語っています。
この研修は「地域を知り、学ぶことで地元への愛着を深めることが目的」である。(増田尚宏社長)
なるほどォ。これは納得できる、かつその有効性が簡潔に示されていますね。
今日、国際化だのグローバル化だの、色々言われていますが、やはり日系企業であるなら、そのローカル性を損なってしまっては元も子もないですよね。そして、件の新人研修のような経験は今後、当該企業が新事業を興そうとした時に地元へ還元するための良いアイデアをもたらすに違いありません。
たとえば、日本原燃は核燃料サイクルが主な事業ということですが、環境に関しても専門的な知識を持っているんですね。そうしたノウハウを、もろ環境に関係のある農家の方々に提供することができたなら、この上ない地元への還元になるでしょう。
3. 新人研修を「どじょうすくい」にしたら日本を救えたりするかも
ここまで読んでくれている物好きな方々は「いや、ここまで全然どじょう関係ないじゃん」って思っているかもしれません。
ごもっともです。
出しましょう、伝家の宝刀「どじょう」を。 話のタネを「どじょうすくい」にしていることに関しては、ご容赦ください…
新人研修をどじょうすくいにしたら日本が救えるかもしれない理由・その1【日本伝統への理解】
どじょうすくいは、江戸時代に「安来節」と呼ばれる民謡と共に台頭した日本の伝統的な民族芸能です。
新人研修にこの「どじょうすくい」を適用したら良いと思う理由は、先ほど紹介した日本原燃の農業研修の目的とほぼ同義です。
そしてそれだけでなく、日系企業が母国、ないし地元へ還元するためのビジネスアイデアを思いつかせる記憶のピースになるでしょう。どんな奇抜なアイデアも、所詮は一個人が所有する記憶の組み合わせです。知らないことは思いつかないのです。
どじょうすくいであれば、企業の広報活動に活用したり、もしくは商品そのものとして売り出していくなどのアイデアがこれを経験した新人たちから出てくるかもね。
新人研修をどじょうすくいにしたら日本が救えるかもしれない理由・その2【羞恥心克服】
みなさん、どじょうすくいをするときの格好ってご存知ですか?
だいたいこういう感じを思い描く人が多いのではないでしょうか。
なんか独特の恥ずかしさがありますよね。 まあ、そういったユーモア的側面もどじょうすくいの醍醐味なんですが。
企業で働くとなれば、何かと人前で話す機会は多くなると思います。 営業トークや、プレゼンなどなど。慣れていないと、こういうのは難しいですし、練習の場所も少ないです。人前で話すことに苦手意識を感じてしまう大きな理由の一つが「羞恥心」だと思います。
そんなシャイなあなたも「どじょうすくい」を経験したなら、見間違えるほどの饒舌マンになってるはずです(新興宗教感)。だって、あれを超える恥ずかしい思いは長い人生でそう何回もあるもんじゃありませんから(良い意味で)。
新人研修をどじょうすくいにしたら日本が救えるかもしれない理由・その3【アイスブレイク】
新人研修ってのは、基本的に入社後すぐから始まるんすよ。 その時期に新人たちが一番しなければならないことはなんでしょう。
・・・
そう!同僚(あるいは先輩方)と打ち解けることです。 企業は一人じゃできないことを皆でやろう、っていうのが目的なわけです。別に仲良しこよしであれば良いってもんでもないですが、円滑なコミュニケーションがなされない組織なんて本末転倒ですわな。
人間が仲良くなるときは「感情を共有したとき」です。 このどじょうすくいを新人たちが取り組めば、同系統の「恥ずかしさ」を共有することになります。
これ以上のアイスブレイクがありましょうか。いや、ない!
むすびにかえて
ここまでの内容をまとめると、新人研修をどじょうすくいにするメリットは以下の通りです。
① 日本伝統への理解
② 羞恥心克服
③ アイスブレイク
どうですか、みなさん。そして全国の企業様。
新人研修をどじょうすくいにすれば、日本救えるかもなって思ってきましたかね。
今の日本経済はいわゆる「泥舟」です。この状況を打破するには、目には目を、歯には歯を、泥には泥を、で行くしかありません。日本経済を救うのは「ハンコはお辞儀する形のように斜めにして押す」みたいな馬鹿げたマナー講座ではなく、「泥鰌」(どじょう)なのです。
ここまで読んでいただき、誠に有難うございます。
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私が取り組んでいる企画の概要は以下に詳細があります。
参考文献
- 日本原燃 , https://www.jnfl.co.jp/ja/
- 日本経済新聞: 『日本原燃、新入社員に農業研修実施』, 2020年6月29日 , https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60928020Z20C20A6L01000/
- 山と海と湖のシンフォニー 神々のふるさと 山陰: 『わずか3分で学べる
安来節・どじょうすくい踊りの歴史』, http://furusato.sanin.jp/p/area/yasugi/16/01/