フルーツ主体の赤くないガスパチョのレシピ
スペインのアンダルシア地方発祥の有名料理ガスパチョ。「飲むサラダ」という別名の通り、何種類もの野菜が入った栄養満点な冷製スープです。
このガスパチョと言われて真っ先に思い浮かぶのは、トマトを主材料にした「赤いガスパチョ」ですが、今回は(その変種である)季節のフルーツを主材料にした「赤くないガスパチョ」の作り方を紹介します。
(元ネタはModernist Cuisine チーム開発の Raspberry Gazpacho で、本稿はそれのアレンジ版(本家には落とし穴があったりして結構作りづらい)に補足を細かく入れたものです。)
トマトが主材量のガスパチョの場合は、楽しめる時期がトマトの旬の時期に限られますが、フルーツ版なら旬のフルーツを主材料に取り入れながら1年中変化をつけながら楽しめます。
気温が高い時期のガスパチョが美味しいのはもちろんですが、冬のアイスが美味しいように、冬のガスパチョも良いものです。冬でも気温が高い日があったりする近頃ですし、冷製スープの出番も多いことでしょう。
また、味のブレが大きいトマトよりも仕上がりが安定しやすいのもフルーツ版の良いところです。
フルーツは複数種類をミックスして使う手もありますが、ご家庭で作るには少し大変になってしまうので、ここではフルーツ1種類と野菜を組み合わせて作るものを紹介します。
本稿の流れとしては、基本レシピと一般的な注意点を述べつつ、それに沿う形で2ヴァリエーション紹介します。
基本材料
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