nico

役職の無い会社員。詩人。 20年、詩を書いています。 誰かの支えになりますように。

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[コラム]ChatGPTと詩

今回のテーマは「Chat GPTと詩」 Chat GPTとはOpenAI社が開発した生成AIです。 私たちの生活において、さまざまな場面で活用されています。 今回はChatGPT(GPT4),2023年4月までの情報を持った、最新のバージョンで詩を書いたら、どのような詩が出来上がるのでしょうか。 予想ではChatGPTに詩をかけたとしても、 言葉の意味が違っていたり、人が書いた詩よりも感情表現に物足りなさを感じるのではないかと思っています。 ケース1「月が綺麗ですね」

    • 存在価値 #詩

      今の自分はなんのためにあるの? くだらない理屈並べて 常に正当化しないと前に進めないの? これも1つと 答えを引き出せばいいんじゃないの? 何とか前向いていればいいんじゃないの? 真面目に生きすぎるから 群れから外れただけで 僕らは、はみ出しもの まともな生き方なんて この世界に存在するの? 裏の世界は歪み、貪欲に貪りあってるくせに 僕らが当たり前のように 白黒で語るから 病んで、暴れて、大切なものを失う 本当は幸せの中にいて 大切なものが手の中にあるに 勝手に逃げ

      • 吐息の狭間で #詩

        笑って波長合わせて 油断させて 隙をぬって 信じ込ませる 酔ってる私を誰が疑うの 仮面つけて装って 時に冷たい目線で 惹き寄せる 甘い声に 酔わせて 途切れないキスで 考える暇すら与えない 誘惑に負けて 溶け落ちたら 微笑んであげる 繋いだ手から胸を通過して 一番熱いところへ 刺激して もう止められない わがままに振り回して 涙なんて見て見ぬふり それでもついてきてよと 一気に強気に 見おろして、見くだして 気づかれないうちに 落として 溺れさせて 幸せなんて

        • 幸福論 #詩

          あぁ幸せだと思ったのに この一瞬でまた落ち込んで 全て嫌になって 君はそんな不安定な場所に立ってるの? 所詮は他人だよね そんな極論なんて 要らないのに あえて誰かに伝えて まともな事言った気になって ハイになって 飛び込んだ先が 何も見えないからって 1人よがらないで もっと高く生きようよ 誰も君を見捨てない そうだろう? 疲れても 目を閉じれば 流れゆく遠く遠く昨日へと どんな時も信じた道が 自分自身だと受け取って 僕らは孤独でも 笑い声が聞こえる世界 すれ

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        [コラム]ChatGPTと詩

          進んでいい #詩

          またここに戻ってきてしまう ここから旅立つためなんて 綺麗事を言って 大きく1歩を踏み出したのに 言い訳を言って その場限りの嘘に癒しに どれが正解なのって 手探りばっかで 答えなんて誰も教えてくれない ゆっくりゆっくり また進めばいい 自分に言い聞かせて 結局ここがいい 安定と変化の無い それでいい、それがいい 何度戻ってきてもいい そしてまたここから 強く1歩を踏み出す 僕らは震えながら 明日を見つめていくだけ ぐっと、見据えながら 今日を感じていくだけ

          進んでいい #詩

          未来の話 #詩

          タイトルなんてない この一瞬の出会いに 僕らはなんの意味を塗りだすの 手が届けばいい 本当は届くどころか 住む世界が違う すれ違っていく暖かそうな世界線 そこに自分はいなくて 描くことも出来なくて 自分が選んだからと 自分の世界線に正しいと言い聞かせて 僕は今日も目の前の雑音に涙する 誰も満たしてくれない 誰も満たせない それでも繋がろうと 偽りの演出者となって 体温で溶けていく 止まらない時計に どこで消えた君への思い もう時の中で探せやしない 全ての歯車が 今の

          未来の話 #詩

          埋まらない #詩

          埋めるための土は所詮 元の土と違う どれを試しても 色も大きさも水分も違う 大きな穴は埋まらない 求めれば求めるほど 自分が傷ついて 孤独が増していく 誰か愛してと 手当り次第叫んでも 誰も満たすことは出来ない 元の土はどこで手に入るんだっけ 取り戻すことも出来ない 毎日繰り返して 今日も自分を偽っていく

          埋まらない #詩

          猜疑心(さいぎしん) #詩

          誰に触れてほしくて 仮面かぶって キスする週末 どうせここに戻ってくるんでしょって 世界に限界を感じる こんなに熱く交わってるのに 誰も触れてくれない 外は思ってのほか 賑やかで晴れていた 僕は猜疑心に囚われて 癒されない仮面の君に すがるしかない 誰に触れられるの 誰かに弄ばれるの また独りになるの また戻ってしまうの 愛のない言葉に 僕はいつまでひたる

          猜疑心(さいぎしん) #詩

          零れた想い #詩

          この場所にいつかまた戻ってくると思ってた 長い時間がだんだん遠ざけて、通り過ぎて 白髪も増えたなと 鏡に映る姿だけ見て 時には振り返っても良かった 前に進むことだけに夢中になって 大事なものは零れて落ちていた 愛した想いも どこで零れ落ちたのか 分からない なにも無くなった 僕はまたここに戻ってきた 風に吹かれて なびく想い出 もう零れ落ちないように もう繰り返さないように 僕らは色褪せても 想い出は色褪せない そうだよね、、

          零れた想い #詩

          分岐点 #詩

          右に進めばどこまでも堕ちていく 左に進めばどこまでも高く飛んでいく 正解がない人生なのに 選択しなければいけない ただ幸せだけを 追いかけていれば 辿り着くと思ってた 描いた幸せを 誰かと共有しないと 手に入れられないこともある 後ろ道は君との思い出 今、手にしたものは 歩いてきた証 正解にするためには 僕はどこに進めばいいの? 君はどこに行くの? 自由という名の選択が 僕をここに連れてくる また振り返れば、誰も知らない 僕だけの"幸せ"がある だから僕は

          分岐点 #詩

          僕らは地球の微生物 #詩

          幾度も繋いできた命 地球に住む微生物 それが僕らです 誰かを愛して 命を奪って 一瞬の時を必死に生きて 生まれては消えて 愛しては嫌って どこに行こうにも地球に果てなんてない 地平線の先は、今いるここで 増えれば君との交差も渋滞で 減ってしまえば寂しくて何かを求めるのです あぁ僕も君もあの人も微生物 地球に住み着く短き命

          僕らは地球の微生物 #詩

          儚さを知る季節 #詩

          過ぎた夏は戻らない 花火のように 時は散っていく 一番、儚さを知る季節 どこまでも大きく膨らむ入道雲 掴めやしない 土砂降りに 涙すら残らず 虚しく地に還って 命は美しく尊いと感じる 眩しくて見づらいけれど 未来はいつもそこにあって 暑くてバテてしまうけれど 僕はここにいて、世界は廻っている あぁなんて 大きな雲なんだと 僕は暑さを飲み込む

          儚さを知る季節 #詩

          伝染して感染して #詩

          愛してる 感染してよ 哀しい 伝染してよ 僕はウイルスで 君は真っ当な健康な人 君は よく怒るし泣いてしまうし いつまでも笑っているし 僕は羨ましい 君から聞こえる音が Colorfulにどこまでも 響いて離れないんだよ 会いたい 伝染してよ 抱きしめるから 感染してよ 僕はウイルスで 君は真っ当な愛おしい人 あぁ君の名前を呼び過ぎて 声が枯れてきたよ あぁ僕が 君というウイルスに 伝染して感染してたんだね

          伝染して感染して #詩

          未来の自分へ #詩

          ひと気が無くなった静かな空間に 昔は明かりも笑顔もあったんだろうなと 時空を超えて 埃の匂いだけが残っている 未来なんて分かりやしない だけど描く未来に向かうことは出来る コンパスなんて無いから 逆方向に行っても 僕らは前に進んでいるという 時間が過ぎているだけで この空間も時間が過ぎただけだ 失ったものなどない 消えたものなどない 全てここにはある 全ては自分の中にあり続ける 指針は時に残酷として暗い道を指す それでも進み続ける 愚かな選択だと笑って 誰にも分か

          未来の自分へ #詩

          あっという間 #詩

          サクラを見ながら、 また1年経ったかと 冷たい風を感じる 1日があっという間の時もあれば 1秒が長くて待ち遠しくなる時もある ただ毎日を過ごすだけで 繰り返された ルーチンのような おはようとおやすみ 気がついたら 5年、10年経ってしまっているけど そこに同じ自分はいない ちゃんと生活して ちゃんと誰かに愛されて ちゃんと前を向いて歩いている あっという間に時間は過ぎるけれど そこに今の自分はいない きっと誰かを愛してて きっと幸せを感じてて きっと泣いたりも

          あっという間 #詩

          ごめんなさい #詩

          換気扇だけが永遠に回ってる 日が差しても 照らすのは誰もいない狭い部屋 隙間からすり抜けて 人混みすら避けて 歩くスピードで毎日早送り 全てを噛まずに 飲んこんで 薬飲んでただ待つだけ 誰かの声なんて 雑音でしかなくて 誰かを照らした街頭を 横目に星の光らない空を見上げる 親の名前なんて忘れた ここは誰も来れない 僕だけの世界 誰にも来て欲しくない世界 換気扇だけが永遠に回る 夕陽に照らされた部屋に 僕の影だけが伸びていく

          ごめんなさい #詩