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儚さを知る季節 #詩

過ぎた夏は戻らない

花火のように
時は散っていく

一番、儚さを知る季節

どこまでも大きく膨らむ入道雲
掴めやしない

土砂降りに
涙すら残らず
虚しく地に還って
命は美しく尊いと感じる

眩しくて見づらいけれど
未来はいつもそこにあって

暑くてバテてしまうけれど
僕はここにいて、世界は廻っている

あぁなんて
大きな雲なんだと
僕は暑さを飲み込む

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