薄毛や白髪予防!?ローズマリーオイルを手作りして使ってみたら・・?
こんにちは。西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”のクノコです。今回は会社を飛び出して、家でできるSDGsであり、クノコのちょっとした困り事を解消していきます。
7月も終盤、我が家の家庭菜園ではきゅうり、トマト、茄子などの夏野菜が食べごろとなりました。
家庭菜園といえば環境にも家計にも優しい、お庭でできるSDGs。
我が家では野菜以外にも”ローズマリー”というハーブを植えています。
肉料理などでよく使われる香り高いローズマリーは、害虫も寄せ付けない上、ほったらかしでも育つのでハーブ栽培初心者にももってこいなハーブ。
しかし、育ちやすいばかりにいつの間にか巨大化する我が家のローズマリー・・・
もっとローズマリーを使わないと、ますます大きくなってしまう・・・!
というわけで、消費が成長に追いついていない自家栽培ローズマリーを活用していきます。
若返りのハーブ?!ローズマリーってどんなもの?
14世紀、ハンガリーの王妃が容姿や体力の衰えで悩んでいたところ、ローズマリーを服用したり、化粧水にすることでみるみるうちに若返り、70歳を越えた彼女に隣国ポーランドの王子がプロポーズした・・!という逸話から「ローズマリーは若返りのハーブ」として広まったと言われています。
・・・すごいですよね。
実際にシミやシワ、薄毛や白髪、ふけ防止に効果があると言われていて、調べてみるとSNSで手作りローズマリー化粧品がバズってるとかバズってないとか。
バズってるかはともかく、自分で育てたハーブで手作りする、
サスティナブルな化粧品なんて・・・
尊すぎる!!!
これならばローズマリーもある(むしろありすぎて困っている)ので是非、作ってみたい!安く作れるなら家計にも助かるし、効果があるならいいことづくめです。
ローズマリーヘアオイルを作ろう!
”ローズマリー ヘアオイル 手作り”で検索してみると、ハーブオイル初心者には悩ましい問題が・・・使用するオイルがサイトによって違うのです。
その2つのオイルが、
・オリーブオイル
・ホホバオイル
と、馴染みあるオリーブオイルと聞き馴染みがないホホバオイル。
ヘアオイルに使うなら、どちらがいいのかわからない・・・!
というわけで、両方作ってみて比べてみることにしました。
🌿まずはローズマリーを収穫、乾燥させよう
ローズマリーオイルを作る工程は、
①ローズマリーを洗って乾燥
↓
②瓶にローズマリーとオイルを入れて寝かす
↓
③ローズマリーをこす
と、とてもカンタン!
ではまず庭のローズマリーを収穫します。
採ったローズマリーを流水で洗い、日が当たる場所で干して1日乾燥させます。
しかし、ここで気になることが発生。
1日乾燥させたローズマリーはまだほぼ生のような状態。
ローズマリーをしっかり乾燥させないとオイルが腐敗する、とも言われているので心配性のクノコはもう少し天日干しで乾燥させてみます。
葉だけのものと、茎のままだと、どちらが乾燥しやすいのかわからなかったのでどちらも用意。晴れた日に3日ほど干して・・
葉も茎のものも同じように、固くなるまで乾燥できました。
🌿材料を準備してオイル漬けに
オリーブオイルとホホバオイルの2種類作るので、今回クノコが使った材料はこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〈瓶の大きさ145mlでの材料〉
●瓶
●乾燥させたローズマリー(7g)
●エキストラバージンオリーブオイル or ホホバオイル (140ml)
●150ml以上の保存容器(100均でポンプタイプを購入しました)
●ろうと
●コーヒーフィルター
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ホホバオイルは近くのドラッグストアでは置いてなかったので、肌に優しい精製済みの無印良品のものにしました。
準備ができたら、まずは瓶を煮沸消毒します。
大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、瓶と蓋を分けて入れ10分以上煮沸します。火傷しないようトングでお湯から瓶を取り出し完全に乾かします。
瓶いっぱいにローズマリーを入れて
オイルを葉がつかるまで入れ、蓋をします。
クノコは実験のため、ホホバオイルも同じように作り、2つの瓶ができました。
左は食用のオリーブオイルなので黄色ですが、右は精製済みのホホバオイルなので透明。瓶詰めするだけでなんだかオシャレ!
これで涼しい暗所に1ヶ月寝かせて、ローズマリーの有効成分がオイルに抽出されるのを待ちます。
1ヶ月後、葉とオイルを濾します。ローズマリーを入れてそのままにしておくと腐敗の原因になるためです。
写真のように、ろうとの中にコーヒーフィルターを入れて濾しながら100均のポンプボトルに入れて完成!
ホホオイルとオリーバブオイルの2種類のローズマリーオイルができました。
お皿に出してみるとボトルに入っているものよりも色は一目瞭然。オリーブオイルよりもホホバオイルの方が軽めのテクスチャで、同じ量でも広がります。
香りに関してはオリーブオイルは元々の香りもあるので、どうなんだろう・・?と思っていましたがオリーブオイルとローズマリーの香りが寝かすことで嫌味なく混ざり、いい香りに!ホホバオイルの方が少しだけ青臭い感じがするので、香りだけで言ったらオリーブオイルの方がクノコは好きでした。
ヘアオイルはシャンプー前に使うべし!
さて、できたオイルをいざ体験!てっきりヘアオイルというと、ツヤ出しのスタイリング剤として使うかと思っていたら実は違うんです。
【シャンプー前にオイルをつけて頭皮マッサージ】
というのが、このローズマリーオイルの使い方の主流のよう。
今回クノコが実践したやり方は
❶頭皮をブラッシングします
❷オイルを1プッシュ手に取り、指先によくなじませます
❸頭皮全体に行き渡るように、髪を細かくかき分けながら指先でマッサージ。足りない場合はあと1、2プッシュオイルを足します。
❹濡らしてレンジで温めたホットタオルを頭に巻いて湯船で10分待ちます
❺シャワーで髪をしっかりすすぎます
❻普段通りのシャンプーで頭を洗います
ちょっとホットタオルを用意するのは面倒ですが、タオルを巻いた瞬間は気持ちいいので頑張れます(笑)。
いつものシャンプーのやり方にオイルマッサージとホットタオルを足しただけなので、週に1度のメンテナンスタイムとして続けられそうです。
ヘアオイルの感想は・・?
ローズマリーヘアオイルで頭皮マッサージをやってて、普段と明らかに違うことが!
「シャンプーをしたら、ものすごーく泡立つ・・!」
某”美のカリスマ”も「シャンプーは泡で汚れを落とすのよ」と言ってましたが、ブラッシングしてお湯で予洗いするだけよりも泡立ち、シャンプー後は頭が軽くなった気が。頭皮の汚れが落ちてキレイになったのではないかと推測されます。
ホホバオイルと、オリーブオイルの両方とも頭皮マッサージをやってみましたが、その他の違いがあったかどうかは数回だけでは体感としてはわからず。もっと続けてみたり、個人差で違いを感じられるのかもしれません。
クノコ的にはどっちのオイルが良かったのか
本音を言うと、実践する前はホホバオイルの方が絶対いいだろうと思っていたんです。オリーブオイルは今回食用のものを使用しているし、ホホバオイルは美容効果も高いと言われていて、ボディマッサージとしても使えて使用感もよく肌がしっとりして優秀なんですが・・・
オリーブオイルの方が香りも良いし、ヘアオイルとしては効果も優劣つきづらいし、カルパッチョなどの料理にも使えてしかも美味しい・・・。
そして値段。
今回使ったオイル140mlでいくらかというと
オリーブオイル:¥351(元は250mlで¥628)
ホホバオイル:¥1743(元は200mlで¥2490)
最近オリーブオイルが高くなったとはいえ、5倍以上も違います。
クノコ的結論は、
美容効果に関しては個人差があるのでなんともいえないですが、頭皮マッサージの他に食用でも使えて、価格的にもオリーブオイルで作ったローズマリーオイルの方がヘアオイルとしては続けやすい!
と美容よりも食&コスパなクノコの個人的な感想となりました。
いろいろ使えるローズマリーとSDGsの入り口
ヘアオイルを作った時に余ったドライローズマリーで化粧水も作ってみました。
今回はヘアオイルを作りましたが、もっとカンタンにお湯を注ぐだけでローズマリーを楽しむローズマリー白湯もおすすめ。毎朝飲む白湯にハーブを取り入れるだけで爽やかな1日のスタートになりそうです。
冒頭でもお伝えしたように家庭菜園は、お庭でできるSDGs。
必要な分だけをつくり、食べ切ることがフードロスにつながり、採れたてをすぐにキッチンへ運ぶことができるので、移送のためのエネルギーが不要にもなります。そしてお店で売る、自宅に持ち帰るために必要なプラスチック包装・容器の削減になり、海洋プラスチック問題の削減対策にもなります。
家庭菜園をやってみたいけど、何を作ろうかな、という方に野菜以外にもローズマリーはおすすめです。食用だけでなく、美容アイテムを手作りすることで自分を労わる時間も作ってくれる、そんなハーブの力を日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?