見出し画像

わたしがここにいる理由(#139)

おはようございます。
ゆっくりめにスタートしている読書ですが、
2025年2冊目を読了したので
早速感想をまとめてみました。

今回の作品はこちら。
「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」
/著ジェーン・スー

内容

よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、
初のインタビューエッセイ。
つまずきにもめげず腐らず、
自分らしい花を咲かせた女性たちに、
初めから特別な人はいませんでした。
*毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯
*「自分なんて」とつい諦めてしまう
*人生が上手くいく人は自分とは違う人
*自分を信じることができない人…
そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。

■お話を聞かせていただいた13人
齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり

「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ!

文藝春秋Books

出会い

前回読んだ際に
著者のジェーンスーさんに魅了されて
気になっていた本を買いました。

冒頭で、ガツンとやられました。

私たちにはもっともっと、社会に求められ、功績を築いた女の物語が必要だ。
(省略)
プロ野球がない世界には、プロ野球選手になろうと夢見る子どもは現れない。

本書より

わたしにはいま、メンターのような存在はいません。
学生時代、先生時代、
その時々でこんな風になりたいと思わせてくれる人はいました。
でもいまはそんな存在を求めてはいけないなんて思いも。
それにこの人みたいになりたいと思う人にも出会えていないのかも。
それを感じたときに、
少し寂しく感じました。

だからこそ
この本を求めていたのかもしれません。

成功者と呼べる人たちがどのようにそこにたどり着いたのか。
どうしてそこに存在しているのか。
その理由を知ることができたら、
わたしの指針にもなるんじゃないかと思いました。

感想

仕事、子育て、家事、そして自分のキャリアや夢。
全てを両立して、
全てを手に入れようとしている中で、
がんばりすぎて
自分を失うことがたくさんありました。

この2年間はまさに「迷走」。

ヨガインストラクターの資格
パラコードの販売
保育士資格取得
子育てイベントの企画運営
幼児英語講師としてのデビュー

リクルーターの仕事をしながら、
子どもたちの母として
家では妻として
本当に駆け抜けていたと思う。
ほとんど記憶ないですもん。笑

この本を読んで、
それらが決して間違いではないと言い切れるようになりました。

本書の中で描かれる、
それぞれの女性たちが「人生の分岐点」で
自分自身と向き合う時のエピソードは
わたしに勇気をくれました。

時には「選ばない」という選択が勇気をくれるという話や
「完璧を求めない」という姿勢には深く共感しました。

「気づいたここにいた」

最後はそうなるのかなと。
きっとこの瞬間も決して山の頂上とは言えないかもしれないけど
でもいろんな道を選択して登ってきた場所が「ここ」。
そこに努力や思いやりがあったから
周りから見ると「ここ」が山の頂上のように見える。

ただそれだけなのかもと。

結局誰かと比べずに
自分らしく生きようと思っても
社会のなかで
「わたし」を認識してくれるのは
「他人」の誰か。

その誰かだけを気にして生きるのは
本当に大変で。

だからこそできること・やりたいことを選択して「生きる」。
その結果、副産物として「成功」を手にいれる。
「成功」の定義も少し変わった。
以前は「成功」なんていらない、カッコつけていたけど
「成功」は「幸せを他人にも分けてあげれる」ことだと思う。

自分のコップが「幸せ」で満たすことができて
初めて誰かのコップに「幸せ」を注ぐことができる。

そしてそれが「成功」なのかなって思います。

まだまだ「迷走中」ですが、
この本を読んで
「自分のペース」でいいんだと
わたしも大丈夫と
わたしは幸せになりたいと
心から思うことができました。

答えを見つける一冊になると思います。
ぜひ読んでみてください。

今週も素敵な一週間を。
Natsumi🔖

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集