見出し画像

自分の気持ちを、自分の言葉で伝える(#130)

こんにちは。

今日は朝からバタバタしていて
お昼休みの隙間時間に書いています!

急に寒くなって、
冬支度が全然間に合っていない。
子どもの洋服と自分の洋服と
衣替えをもう少しスムーズにできないかなっと
毎シーズン考えています。

さて、今回ご紹介したい本はこちら。

あなたの言葉を/著辻村深月

出会い

定期的にnoteも更新しているのですが、
言葉の力ってすごいなと思っているんですよね。

辻村さんの小説のファンで、
その辻村さんのエッセイ集で
すぐに手に取りました!

内容

毎日小学生新聞に月一で掲載されていた
コラムをまとめた一冊。

子どもたち向けに書かれた文章ですが、
大人のわたしにも響きまくりでした。

大人になってよかった、と思うこともたくさんあります。
そのひとつが、
「自分の言葉」で気持ちが伝えられるようになったことです。
さあ、一緒に「あなたの言葉」を探しにいきましょう。

本文より

感想

子どものころ、
自分の思っていることが
母に伝わらなくて
苦しかったことがすごく記憶に残っていて。
「先生」という職業を目指したときに
子どもの気持ちがわからない大人には絶対になりたくないと思っていました。

でも、気づけば。
「早く食べて」「早く片付けて」
「お風呂入りなさい」「もう寝る時間」と
こちらの都合で子どもたちを
支配しようとしています。

それに上記のような表現ばかりで
なぜ急いでいるのか、
なぜそれをして欲しいのか、
そんなことは全然言葉にもしていないことにも
気付かされました。

それは子育てのことだけではなくて。

わたしがやっているリクルート(人事)のお仕事って
学生さんや新卒の先生と話すことも多いのですが
「みんながそうしているから」とか
「当たり前じゃないですか?」とか
「すごーい」「やばーい」とかの連続。
(偏っていてごめんなさい。みんながみんなそういうわけじゃないんです)

でもやっぱり言葉に乏しいというか。

あなたの考え、気持ちを教えてって言っても
自分の考えや気持ちがわからないっていう人も多いんです。

それって、日本の文化なのかなって
思います。
いいとか、悪いとかは別として、
小さな頃から「礼儀正しく」とか
「授業中は、先生を見て、おしゃべりしない」とか、
一斉に動くことばかりが優先されて
「個」は置いていかれてきた気がする。

いまの教育も少しずつ変化していて
昔とは違うと思う。
AIの進化でこれからは人間らしい仕事が
より大切になってくる。

だからこそ、
人間にしかない、考える、悩む力
もっともっと大切にしたいと思う。

ここ最近になって始めた
ジャーナリングは、まさにそれだな。
自分に聞きながら、言葉を書き出していく。
書く瞑想なんかんも最近よく聞きますが、
自分で自分に問いかけて
答えが見つかると
本当にクリアになる。

考えて、悩んで、答えは変化してもいい。
でもその答えを表現してしたいし、
表現してほしい。

自分がどうしたいのか、
自分がどうありたいのか。

子育てでも、仕事でも、
とても大切なことを考えさせてくれました。

こどもたちの伝えたいことを
先回りしがちだけど、
娘たちの言葉をしっかり受け止めていきたいと思います。

今週も素敵な一日を。
Natsumi🔖

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集