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もしかして、ホラクラシー組織運営に必要なひずみ察知は、注意分割的メガ認知か?
前回に続き、ポートフォリオキャリアのひとつとして働いております、RELATIONSの中村です。
RELATIONSは「ええ会社をつくる」をミッションに、ホラクラシーによる組織運営を展開されております。
ホラクラシーとは
自律分散組織運営のひとつであり、組織が目的(パーパス)を実現できるように、誰(人)ではなく、役割(ロール)として機能するスタイルであり、パーパス・ファーストです。
こちらの本が詳しいのですが、絶版でありヤフオクでもメルカリでも手に入りません。。
なんとかして読みたいと、RELATIONSの本棚より借りて読みまして、ふむふむと読めば読むほど、うなってしまいます。
響いたところをピックアップして引用すると、
都市あるいは人体のような組織
目的はあらゆるレベル、あらゆる活動分野において意思決定の拠り所になる
権力を人ではなくプロセスにもたせる
社内政治もコンセンサスも必要ない
つまり、キングダムでいうと、
法治国家ならぬ法治組織であります。
ホラクラシーの「ひずみ」は、メガ認知か?
ホラクラシー組織運営は、まさに法治であり、ホラクラシー憲法のもとで、明確なガバナンスプロセスと明確に定義された役割で運営されております。
さらにホラクラシー憲法にはバージョン管理があり、企業独自のホラクラシー憲法ではなく、グローバルで定義された憲法に基づいており、細かいルールや用語など、いっぱいありすぎて、たいへんです。
その中でも、よく聞かれる言葉として、「ひずみ(テンション)」があります。また本より、そのまま引用しますと、
ひずみは、組織の目的実現と現状とのギャップ
組織がもつもっとも素晴らしい経営資源
何らかの点で理想に近づけると感知されたポテンシャル
いま、この瞬間に不協和を感知し、変革の余地がある
このような言葉が並んでくると、ひずみ察知に必要なのは、前回noteに書いた、注意分割的なメガ認知なのでは?と思えてきました。
中央集権的なメタ認知がない、それぞれのロール視点ごとのメガ認知(認知がいっぱいある)だけ。ホラクラシーの特徴的なサークルで描くと、こういう感じ。目がいっぱいあって気持ちわるいですが。。
組織が目的を実現できるように、組織が進化し続けられるように、ひずみを察知できることが新たな可能性ということです。
それならば、ひずみを目の前でスルーしてしまわないよう、マインドフルネスでメガ認知を高めて、ひずみを察知しまくり、一つひとつ処理するのみ。
自律分散型組織のリアル
そうはいっても、現実は甘くないはず。。さらにリモートワーク、オンラインのみの関係性では、ひずみも察知しにくくなっているはず。
ホラクラシー組織運営のど真ん中では、何が起こっているのか、何のひずみがあるのか、いくつかのロールを担っている私も知りたいと思っていたところ、こんなイベントが。
上記のイベントに登壇される加藤さんのnote。
もっとぶっちゃけ話が聞けるのかしら。
ああ、もっと、ひずみを感じたい。