【変わりたくない】トレーナーからメンターへのジョブチェンジは受け入れられるのか
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
研修設計について打ち合わせをしました。そこで話題に出たのは、自己学習用のプラットフォームを使うとフォローが大変ということ。
そこで考えたことをを書いてみます。
1.トレーナーからファシリテーターとメンターへ
以前にも書いたことがありますが、「教える」トレーナー業務は縮小していくと思っています。
知識付与で普遍的な内容は、動画で学習するようになると低いレベルの講師に当たってしまう悲劇を避けることができます。
繰り返し見られるようになっていれば受講者が必要な時に見返せるようになり、メリットはさらに大きくなります。
もっと言えば、知識付与に「講師の話を聞く」形式が最適なのか疑ってみた方がよいと思うのです。
(個人的には楽なのでこれまでその方式が多く取られてきただけで、最適解ではないと思っています。)
そうなってくると教育部門に求められるのは、ワークを取り仕切るファシリテーション力。
これは現在でもトレーナーとして必要な資質の一つなので、スライドするのはそう難しくない気がします。
もう一つは学習中の受講者を支えるメンタリング力ではないでしょうか。
自分の提出物についてコメントがつくとうれしく感じる、それでモチベーションが持続する、というのを理屈ではわかっているのにやり切れていないのが現状です。
その理由の一つは、トレーナー自身がどうしても「話す」ことにこだわってしまっているからだという気がしています。
2.ジョブチェンジして時間配分を変えれば。でも変化って難しい…んだろう、な。
「話す」ことを手放せばメンターの役割を果たす時間が捻出できるはずなのです。
でも正直メンターをやりたいとは思っていない、というのがトレーナーの心情なのでしょう。
変わることが怖い、不安という感覚が自分にあまりないことと、トレーナーなのだから皆、最も研修や教育にとってよい選択をするのだろうという思い込みがあって、「変わりたくない」トレーナーがいることに私は気づいていませんでした。
そのため、これまで気軽に「変わろうとする」企画を出してきてしまいましたが、「変わりたくない」のが前提で企画しないと受け入れてもらえないのだな、と今さらながら感じた次第です。
レポートを誰かに渡して、私がメンターの役割をやればいいのかな〜。
たぶん、どうするのがよいのか正解がまだ見えていないのも、やりたい、やらなきゃと思ってもらえない原因なのだと思うのですよね。
数少ない、変化を恐れない人たちと話しながら、未来に向けて考えていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。