【アンコンシャス・バイアス】新社会人へのレクチャーのための覚書②
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
昨日の記事、覚書①の続きです。
アンコンシャス・バイアスにつながりやすい主な認知バイアス
同調バイアス
他人がどう行動するかを参考にして、自分の行動を変えるステレオタイプ
特定の集団やカテゴリに対して、個人の違いを無視し、1つの特徴でまとめてとらえる内集団バイアス
自分の所属する集団やその集団のメンバーを高く評価したり、好意的に感じるハロー効果
どこか優れている(または劣っている)点を見つけると、その他に置いても優れている(劣っている)と考えがちになる確証バイアス
自分の考えや仮説に沿うような情報のみ集め、仮説に反するような情報は無視する現状維持バイアス
何かを変化させることで現状がより良くなる可能性があるとしても、損失の可能性も考慮して、現状を保持しようとする
情報を正しく知るための認知バイアス事典情報文化研究所著 高橋昌一郎監修より
無意識の思い込みによる決めつけが起こる理由
私は防御反応だと考えています。大きく分類すると2種類となるのではないでしょうか。
自己正当化
自分の経験に基づく類推を正しいと思いたい
自分が経験したつらい思いを無かったことにしたくない
自分のこだわりを否定されたくない固執
慣習に従っていれば楽
周囲と異なることをして非難されるのを恐れる
過去の成功体験からアップデートできていない
「自分の経験やこだわりを否定されたくない」気持ちや、「ずっと同じ・いつも同じことを守っていれば楽」といった気持ちによって、決めつけが行われるのではないかと思っています。
学ぶのをやめてしまっては
学ぶことと、学んだことを入れ替えることは社会人として必須だと思いますが、悲しいことに、私と同年輩の方は「もう必要ない」と学ぶことをストップしてしまうことが少なくありません。
まだあと40年生きるかもしれないのに!
私たちの世代こそ、アップデートが必要なのですがね…
「これ決めつけかも」と立ち止まる習慣が世界を広げてくれます。
どうしてこんなことを新社会人や大学生に話すかと言えば
端的に言うと私は憤っているのです。
私が所属するのは研修を実施する部門で、ダイバーシティとか言っている割に、女性講師が1人もいません。そしてそのことを改善すべきと考えている人がほとんど存在しないのです。
会社は「トレーナー志望の女性がいないから」と個人的な問題に帰結させようとしますが、決してそういうことではありません。そもそも育成体制がないことが問題なのです。
教育部門なのに新卒研修の1ヵ月間や大学前期の半年間、男性講師だけで研修を行ってほしくないとの思いが、私にはあります。
そして、若い方たちに「大人は今はいいことばかり言うけど、きっとあなたたちもどこかであれ?って思うよ」「それを乗り越えるために学び続けてね」とメッセージを送りたいのです。
さ、明日は本番だ!空回りじゃなく着地できるといいなあ。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。