朝日のような夕日をつれて
ポストにポストカードが………
よく見ると、なんだかすごい事書いてある!
・何これ?
よく見たら、お芝居の招待券でした。
結構昔の事ですw
何故私にお芝居の招待券が、届いんだろう?
・お芝居との出会い
私が、看護学生時代の頃(その頃埼玉に住んでいました。)
同じ看護師の寮に住んでいた友達から、「芝居見に行かない?」
とお誘い。
えっ?芝居?
田舎者も私はお芝居を観に行くとかと言う感覚がよくわからず……
「キャラメルボックスって知ってる?」
「知らない。 面白いの?面白かったら行きたい!」
「じゃ!行こう!」
そんなノリでキャラメルボックスのお芝居を観に行ったのが初めてのお芝居でした。
一回目から、ハマってしまいました。
(上川隆也さんを知ったのは、この時が初めてで、
それから何年か後にテレビでよく見る人になるなんてね。)
キャラメルボックスしかしらないまま私は、北海道へ帰省し
北海道で、働き始めた頃に
あの葉書がポストに落ちてました。(私の故郷は、北海道)
・何故?招待状が私に?
お芝居が、北海道でも観たかったこともあり、今度は北海道でお芝居を観たいこと等色んな物に応募していた頃でもあったので、ソレ?かなぁ?
・いざ!朝日のような夕日をつれて 観賞へ
先ずは、あらすじ
私は、そんなに興味はないであろう友達に(中学時代からの友達であるのをいい事に)
「お芝居の招待券が当たったから、一緒に観にいこう!」
と軽い感じに誘いました。
友達は、誘われたことに対して悪い気もなくノリノリになってくれてました。
初の北海道でのお芝居観覧
しかも、第三舞台なんて知らないし……。
席は、すごく良かった。
前から3列目くらいの真ん中で、めっちゃくちゃ顔見える!
俳優の筧利夫さん、松重豊さん、勝村 政信さん小須田康人さん、大高さん……あと思い出せないけど💦
お芝居を、見る前になんの勉強もせず、観に行ったので圧倒されるばかり……。
何やらずっとゴドーさんという人を待ってるが……
楽しそうな会話のやり取りが、続いてる。
いつ来るか?と待っていたら、
ゴドーがキターッとなり、
大はしゃぎ
ゴドー2号まで来ちゃったり……笑
いや?コレは妄想となる……
えっ?
医者登場したりして、
これはある女性みよこの頭の中の話だ。
と言っている。
「朝日だ!」
「いや、あれは夕日だよ!」
朝日のような夕日をつれて
僕は立ち続ける
つなぎあうこともなく
流れあうこともなく
きらめく恒星のように
立ち続けることは苦しいから
立ち続けることは楽しいから
朝日のような夕日をつれて
ぼくはひとり…………
最後にこのフレーズが何度も繰り返され、イケメンズ達が汗水流しながら、あのフレーズを何度も言って……
リーンカーネーション あなたは生まれ変わりを信じますか?
と問いかけられる。
・終幕
スタンディングオベーション!
拍手が鳴り止まなかった。
幕が開き俳優さんが一同に並びに挨拶
そして、鴻上尚史さんが出てきて挨拶
拍手がまた鳴り止まなかった。
とにかく衝撃的なお芝居でした。
・サミュエル・ベケット戯曲
ゴドーとは、サミュエル•ベケット氏のゴドーを待ちながらの戯曲がベースになっています。
サミュエル•ベケット戯曲集
は、シェークスピアの戯曲と並ぶくらい有名だとか?
でも、私は知りませんでした。
私は、このゴドーを知りたくサミュエル•ベケット戯曲集を古本屋で見つけて、買っちゃいました。
当時は、そんなネットなんかで本が買える時代じゃなかったので、見つけられた私って凄い!
と若い頃の自分を褒めたくなる。
読んだらこれがスゴく、読み辛い!
戯曲だもんねぇ。
しかも。単調なフレーズが続く。
いったいいつ終わる?このやりとり
ゴドーさんは、今日来るからなぁ!
明日には、来るって聞いたよ!
みたいなフレーズがずーーーーっと。。。
そして、ゴドーは来ない。
これが、あのシェークスピアと並ぶ戯曲なのかなぁ?
でも、人生ってそう言う物だよと言いたげな戯曲に、報われない人生だけど、あのワクワク感を味わうのが人生じゃない?
ワクワクしたいから、気持ちが上がらなくなったら、ワクワクする出来事を作るそういうものじゃない?と言われてるような気がしました。
・鴻上尚史さん
自伝を出されると言うのを前記事で書いたのですが、
勿論、この「朝日のような夕日をつれて」についても、触れずにはいられないはず!
たしか……「スナフキンからの手紙」で岸田戯曲賞を、受賞されているけど、
やっぱり、私は「朝日のような夕日をつれて」です。
自伝本買っちゃおう〜❣️
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自己紹介
noteが好きになってきたより
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