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デジタルネイティブについて行けるか?


yomyom
で「水随方円」読んで
今の文系女子は、
こういう言葉遣いなのか?

水随方円とは

「水は方円の器に随う」
を略したものです。
社会が善くなるのも
悪くなるのも、
為政者の政治の在り方に
左右されることの喩え
として用いられます

ネット検索より

カッコいいと言うか
文系女子同士だから使える言葉
だろうそう思いながら
読み進めるていると
調べたくなるカタカナ
そのカタカナの下に漢字

それを後押しする様に
コロナ禍で進んだ
オンライン
オンライン授業
オンラインサロン
オンライン飲み会
オンライン女子会
オンライン〇〇…

文系女子だけじゃない
デジタルネイティブ

なんか羨ましい。

文学系学術用語が
面白いくらい分からない
文章のテンポも良い

物語論(ナラトロジィ)
構成(プロット)
物語言表(レシ)
遠近法的(パースペクティブ)消失点
概念的(コンセプチュアル)力量
非人間的概略性(ジェネラリティ)
超越的(トランスセンデンス)作用
言表(エンセ)
物語(イストワール)
類縁性(アフィニティ)
まだまだいっぱいある

オーディブルで聞いていたら
チンプンカンプン

目で見て読むから
分かる読み物だった

でもデジタルネイティブに
ついて行けてるのか?

ついて行きたい。


水随方円
上村裕香(著)

父からのメールには
「葬儀中の写真はさすがに
撮れなかった😭😭」
という文とともに、
1本の動画が添付されていた。
夏生なつおは東京のアパートに
ひとりだった。
泣き腫らした目をこすり、
動画を再生する。

東北の実家の居間が映った。
ダイニングテーブルに
置かれている、
大きなバッグが画角の
中央にある。
夏生が小学生のころ
使っていたシナモロール
というキャラもののバッグで、
上面にシナモンの顔が印刷され、
垂れ下がったうさぎ耳の布だけが
後付けされていた。
「これしかなかったのよ」
と母の声が入った。

その顔の真ん中に
つけられたファスナーが、
母のぽちゃっとした
手によって引き下ろされる。
中からあらわれたのは
白い箱だった。
シナモンの顔から
吐きだされた箱は
直径20センチほどの円柱形で、
片手で抱えるには重そうだった。
ごとっ、と大きな音とともに
机に置かれる。
絹糸の光沢のある感じと
薄灰色の菊の紋様、
見たことのある紐の結び方。
骨壷だった。

その紐を母が解こうとして、
カメラの画角に入ってくる。
画面外の父に
制止される声が聞こえてきた。
・・・・

yomyomより

リアリティーのある文の始まり
乗り越えて着たコロナ禍
ここ数年家族の
死に目にも
会えなかったんだよなぁ…
見えないウィルスと
戦っていたと言うか
自粛していた
自粛から進んだオンライン


第21回R18文学賞を受賞した
上村裕香(かみむら・ゆたか)さんの
「救われてんじゃねえよ」
ほんで探したけど無かった。

yomyom
「救われてんじゃねえよ」

受賞コメントに

「一人の人間の一日には、必ず一人、
『その日の天使』がついている」
中島らも

本作「救われてんじゃねえよ」
におけるその日の天使は、
小島よしおです。

絶望して
どうしようもなくなったとき、
真正面から
向き合ってくれる大人は
必ずしも救いにはならない。
地獄から沙智を
掬いあげられるのは、
深夜の一発屋傑作選で
「オッパッピー」って言っている
半裸の大人かもしれない。
そんな思いで書きました。

もし面白いと思っていただけたなら、
笑ってください。笑いで、
救われることもあるでしょうから。

女による女のためのRー18文学賞より

経験して着たからこそ
笑い飛ばせるのでしょうね


………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より


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