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学生ブログVol.13「しっかりしたすごい人の正体」
今回は「在校生のリアルが分かる」「こういうのが知りたかった」「学校生活のイメージが膨らんだ」とnote担当から絶大な支持を得ている、note担当の中で大人気のインタビュー企画です!
お相手はメディアサークル所属、コミックイラスト科2年のOさん!
春からゲーム会社での就職が決まっていて、「〇〇(note担当)先生、あの件どうなりましたか」といつもリマインドしてくださる超絶優秀な学生さんです。
ほんといつも申し訳ないです。助けていただき感謝です!
短大卒業→専門学校入学とやや特殊な遍歴から、ゲーム会社就職(イラストを仕事にする)という目標を叶えたOさん。
そこに至るまでの努力の遍歴や考え方、専門学校に通うメリットなどを深掘りしていきます!
貴重なBeforeAfterのイラストも提供いただきましたので、ぜひ最後までお読み頂ければ嬉しいです。
それでは…
😨🛌😌💤 pic.twitter.com/gqQXz6REVZ
— えもじの子(仮) (@emoji_no_ko) January 28, 2025
LINEにいるこの子、かなり好きです。
インタビュー開始‼️
【〜Oさんについて〜】
Q.
短大卒業後に専門(ニチデ)に入学したきっかけは?
A.
小さい頃から絵を描くことが好きだったのですが、高校生になって現実的な進路を考えるうちに、子供と関わることも好きだったので結局保育士の資格を取れる短大に進学しました!
ですが、2年間短大に通う中でも絵が好きな気持ち、描きたい意欲は衰えることはなく…本当に仕事にしたいのはやはりイラストだと思い、専門への進学を決めました。
実家のある山形から通える範囲のイラスト系の専門学校の中で検討し、ニチデは先生の雰囲気が優しそうなのが印象的だったので決めさせていただきました!
Q.
親御さんの反対は無かったのでしょうか?
A.
やはり最初は反対された記憶があります。
ですが、最終的には「保育士の資格を取った上で、それでもイラストの道に行きたければ」と背中を押してくれました!
【note担当の所感】
短大時代も(ちなみにニチデでも)クラスで優秀賞を獲っていたOさん。
「しっかりやる人」という評価があったからこそ、親御さんも背中を押してくれたのだと思います!素晴らしい!!
Q.
個人的にOさんといえばぬいぐるみ作りの印象が強いです!
どういったきっかけで始められたのでしょう?
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A.
推しを作ってみたい!という一心で初めてみたら、ここまで作れるようになりました。最近作ったものだと…
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ナマコブシのペンケースを作りました。
【note担当の所感】
シンプルにOさんの手先が器用すぎる!!推し活からはじまった趣味かも知れませんが、仕事しても何かに活きそうです。
それはそれとして、URLのナマコブシのキャッチコピー「口から出る内臓で殴りかかる ナマコブシ」なのすごいですね ポケモンに内臓の概念あるんだ…
どことなくエンタの神様感もありますね
今宵、五臓六腑で殴りかかるのはこのポケモン〜!!
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【note担当の所感】
うん、ある
【〜画力向上/専門学校のメリットについて〜】
Q.
専門学校に入って伸びた実感のある能力はどんな部分でしょうか?
A.
私はデッサン力が弱かった自覚があり、キャラクターを一枚絵に落とした時に人体バランスが崩れがちでした。
ニチデでは人体やモチーフを構造から学び、デッサンも時間をかけて行うので基礎(デッサン力)がしっかりと身についたと思います!
デッサンを蔑ろにしないで頑張った結果、結局全ての力が満遍なく上がったようなイメージでしょうか。
※イメージ
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Q.
なるほど!
確かに学校だと授業や課題で苦手な部分も無視できないですもんね。ですが、なんというか…「やらされている感」が出ると好きだった時間も苦痛になりませんか?あまり職員がこういうことを言うのも良くないかも知れませんが。
A.
そうですね、うーん…難しい問題ですね。
でも絵を仕事にしようとしたら、好きなものだけ描けるわけではないと思うので…仕方ないことというか…成長のために背に腹は変えられないというか…
そういう意味では、絵を仕事にするかどうかを判断するには、学校というシステムは良いかも知れませんね!
学校から出る課題があるので、それには取り組まないといけないです。他者からの指示という意味では、クライアントからの依頼にも近しいかも。それでも絵を描き続けられるかどうか…仕事なのか趣味なのか、判断できると思います。
【note担当の所感】
大人?
とても鋭い意見ですね!
絵を描けるようになると「描きたいもの/描かなきゃいけないもの」の狭間で板挟みになりそう。Oさんのおっしゃる通り、絵で食べていきたいなら他者からの依頼ありきです。
学校の課題という形式であれば講師や友人にすぐアドバイスを求められる環境で安心ですし、仕事としての絵を擬似体験できる場所と言ってもいいかも知れませんね!
Q.
ここまで踏まえてなのですが、入学直後と現在のイラストのBeforeAfterがあれば見てみたいです!
A.
わかりました!
まずBeforeですが…
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入学してすぐ描いたイラストで、まだ全然デッサンとか何も分から〜んという感じでした。顔のパーツ配置もぎこちなかったです。
【note担当の所感】
十分お上手ですが…
服のシワとか、目の輝きとか、こだわりを感じますし!!
そしてこちらが卒制で最近描いたイラストです!
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どちらもおとこの娘のメイド服…みたいな感じで描いたのですが、身体のバランスとか、顔の印象とか、学んだことで変わったかな〜と思います!
あと、塗り方も上手くなった……と思いたいです!!
【note担当の所感】
‼️ー!!!!!??⁉️‼️?❗️
え、…?すごい!!???
上手すぎます。
学校がどうこうじゃなくて、Oさんの努力の賜物なのですが…すごい…
元から上手かったのが、さらにレベルアップした感じがします!!
note担当は絵の素人なので(知っているイラスト用語が「パース」しかない)、すごいとしか言えません。ここから先はイラストレーション科教務に感想をもらいました!
光の入れ方、塗りの技術などが見違えるほどに成長しています!
服飾、静物、昆虫など異なるモチーフが点在していながらも、その全てで質感の表現が高いレベルでなされていて驚きました。肌の質感もすごい!これほどまで成長するには相当たくさんのイラスト、モノを見てきたのだと思います。見るだけでなく、構造を理解しようとして奥行きまで観察したというか…。とにかくすごい努力です。「こう描きたい」が全部表現できている感じですね!
言いたいこと全部言ってくれました!ありがとうございます!!
通学するバスの中でも課題に取り組んでいたOさん。アルバイトもこなす中、とにかく時間の使い方の意識が高く、質の高い努力を重ねたからこその結果と思います。
ちなみにOさんが描いたAfterのイラストは2/7(金)からの卒展でも見ることができますよ!
Oさん以外にも力作揃いなので、ぜひ足を運んでご覧くださいっっっ!!!
【〜就活について〜】
Q.
動き出し〜内定まで、就活のスケジュールはどんな形で動いていましたか?
A.
ポートフォリオは1年生の時から作っていましたね。
3月、4月から会社探しをして、エントリー要項見て…いいなと思う会社は躊躇わずにすぐに応募しました!
イラスト、ゲーム系の会社を6社ほど受けて、内定は7月くらいに頂くことができました!
【note担当の所感】
動き出しの速さ、すぐに応募までする積極性、全てが素晴らしい!!
「〇〇が終わったらやる」「今は〇〇で忙しい」という考え方のうちは、内定も出づらいかも知れません。今やるから意味がある。他の人より前に進めるんですね。
Oさん、本当に尊敬です!
Q.
Oさんはゲーム会社に内定をもらいましたが、試験や面接はどのような形で進んだのでしょうか?
A.
デッサンの試験、筆記試験(一般常識)などがありました。
デッサンは自信あり、筆記は自信なしでした…。
面接は特に変わったことは聞かれなかったように思います!
ただ良かったと思うのは社長と話が盛り上がったこと、絶対にイラストレーターになる!という熱意を伝えられたことです。
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Q.
やって良かった対策や、これができていれば良かった…という後悔はありますか?
A.
意識して良かったのは、動き出しを速くすることだと思います。
2年生は9月に学園祭、それ以降は卒業制作…と何気にやることが多いので、身軽なうちに準備をしておけて良かったです。
周りの就活の空気ができていない中ひとり動き出すのはしんどい部分もありましたが、早めに動いて良かったです。
後悔としては、筆記の対策でしょうか。
大手であればあるほど筆記も大事なので、高校の時の教科書とか参考書とか取っておけば良かったなと…。
インタビュー終了‼️
【〜まとめ〜】
Oさん、小学館の伝記になりましょう。
Oさんの姿勢は世間に高く評価され、後世に連綿と受け継がれるべきです。
note担当はOさんのことを「しっかりしたすごい人」とぼんやり捉えていたのですが、インタビューを経て解像度が上がりました。
最初から「しっかりしたすごい人」なのではなく、
・目標があり
・そのために時間を有効に使い
・成長の努力を惜しまない
そういった積み重ねが、Oさんをしっかりしたすごい人にしていたのです。
結果ばかりに目が行きがちですが、そこに至る過程こそがOさんの凄みです。
コミュニケーションも丁寧で迅速で、思いやりのあるOさん。
イラストの力だけでなく、もちろん人間性も就活で高く評価されたのだと思います!
インタビューの中で、「学校に入っても入らなくても、最終的には努力次第」という言葉が印象的でした。努力をしてきたOさんだからこそ、とても重みのある言葉でした。学校に入ったら勝手に成長する訳ではありません。ニチデという環境を最大限活用し、Oさんが自ら成長していったのです。
社会人になってもその成長する力、人間性で大活躍していただきたいです!
頑張れOさん!たまに学校に遊びにきてくださいね!!無理せず!!!
(終わり)