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「本質」と言いたがる人。

二日前に「本質」という概念について思うことを書いたが、なぜ書いたかというと最近これについて考える機会が多かったから。

自分の職場には、この言葉を積極的に使う人がとても多い。まあ、主に指導や注意喚起などにおいてなのだが。

言われることは確かに分かる。常に本質を念頭に置いていないと、提案や改善が小手先のもの、目の前の問題だけを解決するようなもの、手段の目的化など方向がずれていってしまい、成果につながりにくくなってしまうからだ。

けれど、その言葉ばかり口にする人は本当に「本質」を分かっているのか?人が本質からずれていることをただ指摘して満足していることは、指導の「本質」なのか?現在取り組んでいることの本質を「知って」ほしいのか?「気づいて」ほしいのか?

少なくとも、ただその言葉を使って指導した、気づきを与えた気になっているような気がしてならない。事実、そのあとに具体的で論理的な説明は続かず、ひたすら抽象的な「諭し」が続くことが多い。

・・・と、途中から愚痴になってしまったが、自分は最近「あまり『本質』という言葉を使うなよ・・・馬鹿に見えるぞ」と思っているし、自分がそうならないよう、本質の本質(?)をもっと追い求めていこうと思う。(この文章がすでに馬鹿?)

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