【エッセイ】燃え尽きないように生活を送る
5年前から叶えたい目標があった。「そんなことかい!」と思われるかもしれないが、「けん玉のもし亀を完走したい」と本気で考えていた。
実家暮らしでは、家族に迷惑がかかるため練習が一切できなかった。ただ、一人暮らしの今、その目標を叶えるチャンスがやってきた。
その目標は一人で完了するため、誰にも相談せずに毎日コツコツと練習と調査を繰り返した。
そして、本日(11/15)に目標を叶えることができた。しかし、達成感を覚えたのは一瞬で、そこからけん玉に興味がなくなってしまった。
目標を叶えるまでの過程が楽しく、達成に近づいている感覚が心地よかった。ゴールにあるフラッグを掴んだ瞬間、なんだか悲しく、虚しい気持ちになった。
次の目標を見つけるまでの期間が怖いと感じた。努力が無意味に思えたことで行動が止まってしまうかもしれないからだ。そうなれば、現実的で能力を向上させる努力も怠ってしまうのではないかと考えた。
今思えばバカな話だが、去年の自分は本気でそう考えていた。だから、すぐに資格合格という取って付けの目標を設定した。
活力を失わないように、目の前のことだけでなく、次の目標を設定する必要がある。燃え尽き症候群(バーンアウト)になると、長期間何もかもが億劫になり、手がつかなくなるからだ。
言い方は悪いかもしれないが、過程を楽しむことに注力し、飽きや怠惰など負の感情から逃れることが大切だ。
逃れるための対策として、以下の三つを挙げる。
1. ストレス管理を行い、健康的な生活を送る
2. 大きな目標だけでなく、小さな目標を立て、日々達成感を味わう
3. SNSやnoteに発信するか、友達と一緒に取り組む
また、やりたいことはやってみて初めて分かるので、「やりたいこと探し」に時間を使うのは避けた方が良い(私は半年間、時間を無駄にした)。
程よく充実した生活を送るには努力が必要だ。ただ、その努力を怠ると、地の底に落とされるような気がするので、やるしかないと学んだ。