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読書|武田砂鉄「今日拾った言葉たち」

単行本:240ページ
読了までにかかった時間:85分

「新聞を読んでいても、ラジオを聞いていても、どうしてこんなことが、と動揺することばかりが起きる。動揺するのに慣れる、というマズい状態が続いている。」

武田砂鉄「今日拾った言葉たち」

2016年〜2022年の「暮しの手帖」の人気連載に総論やコラムを加筆した一冊。新聞、テレビ、ラジオ、書籍などから著者の心に引っかかった「言葉」を取り上げ、辛口な社会批評と共に紹介している。

「そんなこともあったな」「そんなひどいことがあったっけ」と曖昧な記憶を呼び起こしながらページをめくっていくなかで、誰がどういう背景で何を言っているのか日頃からよく見定めておかないとと改めて思った。

にしても、時が経つのは早いですね。毎年大きな出来事が起こりすぎているからなのか、2016年なんてものすごく遠い昔のように感じられました。

そういう意味では、ここ数年を振り返るきっかけに適した本と言えるかもしれません。

武田砂鉄「今日拾った言葉たち」
暮しの手帖社 2022年9月17日発売

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