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#41 室生寺
久しぶりの連休がとれたので奈良に行きたくなった。東京に住む私にとって、奈良は憧れの地になっている。3泊4日、奈良からは一歩も出ず、ただひたすらに移ろいだ。
室生寺へは近鉄名古屋駅から特急に乗り込み、室生口大野駅で降車した。駅から室生寺までは、まあまあ距離があり、歩いて行くのは難しかった。駅前には電動自転車のレンタルがあったので、それに乗ることにした。
途中、大野寺という古刹があり、立ち寄った。すこし見えづらいが、崖石に仏が彫られていることがわかると思う。
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室生寺は1200年以上も前に山中深くに建てられた。道路は整備がされているが、坂道を自転車で40分ほど駆け上がり続けるのは多少骨が折れる。しかし、程よい疲労感とともに室生寺の山門に到着した。
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室生寺といえばこの写真だろうか。「行ったことはないが写真でよく見るお寺」の代表格だと個人的には思う。
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室生寺の金堂には十二神将像がある。なお、この時に拝めたのは六神のみだったと記憶している。残りの方々は別料金で入館可能な宝物殿で見学が可能だった。
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木漏れ日が指す高い木々を抜けながら上へ上へ登る。途中、五重塔を見上げた。奥の院からは宇陀の山々を見渡せる。初秋の肌寒い空気が澄み渡っているのか緑がはっきりと映える。
室生寺は女人高野と言われ、女性にもひらかれたお寺。実は一般の女性が入山できるようになったのは江戸時代以降とのこと。徳川五代将軍の母、桂昌院の力添えが大きかったと聞いた。
帰り道、門前町に並ぶ売店で、よもぎ入り回転焼きを食べた。長年の室生寺に対する人々の思いに包まれた感じがした。
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