詩『本音』
心の奥底にある地声
それは偽りのない自分
まるで鏡を前に等身大を曝け出したような姿
自分はこうありたい 夢を叶えたい
願望や夢を一つの形にまとめたくなるから
自分は他人とは違う
そんなに大仰に壮語するほど差はない
だって同じ人間だから
どんな超人だって俗欲はあるさ
単に本音を隠しているんだよ
本当は隠さないほうが良いのかもしれない
心まで雲隠れしていたのだろうか
今までの自分から脱皮する時が来たのだろうか
過去は常に忘れるべき存在なのかもしれない
もう一度自分を見つめてみる
きっと在るべき姿が見えてくる
本当の自分の色が透けて見えたような気がした
【了】
この度は1月1日に発生しました令和6年能登半島地震に於いてお亡くなりになられた方々へ、お悔やみと、ご冥福をお祈りします。また、この度被災され甚大な被害に遭われた皆様へ一日も早い復興を願っております。
いま創作者に出来ることは、少しでも勇気づけられる作品を差し上げることと思います。
拙作を読んで頂いたかたが、大きな一歩を踏み出して頂けるよう願ってやみません。