朝起きたら「よく眠れた」と思い込むだけで、日中の気分が変わる!
朝起きたら「よく眠れた」と思い込むだけで、日中の気分が変わる!
あなたはよく眠れていますか?
忙しい毎日を送る現代人は、睡眠不足に悩んでいるかもしれません。特に日本人は、世界でも睡眠時間が短いことが知られています。
睡眠時間が足りないと、日中に眠気を感じたり、集中力が低下したり、肌荒れや健康障害の原因になったりします。
睡眠は人間にとって必要不可欠なものですが、なかなか時間を確保できないのが現実です。
そんなあなたに、日中に眠気を感じずに、シャキッと過ごせる方法を紹介します。
その方法とは、朝起きたら「よく眠れた」と思い込むだけです。
驚くほど簡単な方法ですが、効果はあります。
イギリスの研究が示す「よく眠れた」という感覚の重要性
根拠は、ウォリック大学の研究にあります。
研究者は、109人の大学生に睡眠の記録を2週間にわたってつけてもらいました。
記録では、睡眠の準備時間、就寝時間、起床時間、ベッドから出た時間、睡眠の満足度、日中の気分などを調査しました。
また、ウェアラブルデバイスを着けてもらって客観的なデータも集めました。
そして、睡眠の記録を分析して、日中の気分を左右する要素が何か調べました。
その結果、日中を気分よく過ごすには、睡眠時間や睡眠の質よりも、起床した際に「よく眠れた」と思えることが一番重要でした。
気分よく起きれた日は、前日の睡眠時間に関わらず、一日を気分よく過ごすことができました。
反対に、起床した際に「全然眠れなかった」と思った場合、どんなに眠れていたとしても、イライラしたり、眠気に襲われながら一日を過ごすことになりました。
朝の目覚めを工夫して、日中の気分を上げる方法
この研究から分かることは、日中を気分よく過ごすための鍵は、思い込みであるということです。
朝起きたときに、気分よくなれるかどうかが問題なのです。実際の睡眠時間は関係ありません。
そこで、朝起きたら、まずは「よく眠れた」と思い込みましょう。
スマートウォッチを確認すると、睡眠が足りませんと忠告を受けることがありますが、そんなのは無視しましょう。
眠れなかったという意識の刷り込みのせいで、日中の気分が悪くなります。
思い込みの力は強力です。
幸せだと思っている人は実際に幸せですし、自分が健康だと思っている人ほど健康です。ですので、毎日よく眠れたと思い込めるように癖をつけましょう。
朝の目覚めを工夫するだけで、日中の気分が変わります。一日を気分よく過ごせるかは朝にかかっています。
とはいえ、よく眠れたという思い込みは気分をよくするだけです。気分がいいからと言って、実際の睡眠時間が長い訳ではありません。
気分よく過ごせていると、睡眠が足りていると錯覚することに繋がります。
睡眠不足は健康を損ないますし、メンタルにもよくありません。他にも、集中力が落ちたり、肌が荒れます。
大切なのは、睡眠時間を確保した上で、よく眠れたと思えることです。
本当に大切なことは睡眠時間を確保することです。