![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93722823/rectangle_large_type_2_6200cb809cd0c7a5fd81f7ba1b876475.png?width=1200)
共感力の高い人の欠点
共感力の高い人の欠点
ハンブルク大学の研究
一般的に共感力の高い人は社会で成功しやすい
相手の立場になって物事を考えたり、相手の感情推し量る能力が高いので、相手の求めていることが理解できるからだ
しかし、どんなに素晴らしい人でも、欠点の一つや二つはあるものだ
共感力の高さ故、損することがあることを紹介したい
50人の被験者を集めて、共感直を調査した
その後、被験者に20ユーロを与えて、慈善団体にいくら寄付するか聞いた
ただし、寄付しなかった金額の25%は、実験に参加した報酬としてもらえることになっている
例、12ユーロを寄付したら、あまりの12ユーロの25%の2ユーロがもらえる
寄付の金額を聞いた後、被験者にストレスを与えて、再度寄付する金額を聞いた
一般的にストレスは心を狭くする
ストレスを受けたことで、寄付の金額が減ると研究者は考えた
結果、確かに寄付の金額は減った
しかし、共感力の高い人に限る
共感力の高い人は、ストレスを受けた後、寄付の金額が減ったが、共感力が普通の人は寄付の金額が変わることはなかった
共感力が高い人は、ストレスを受けると、他人に親切のできない嫌な奴になってします
被験者のストレスレベル(コルチゾール)を調べた所
共感力の高い人のコルチゾールの分泌量が共感力が普通の人に比べて多かった
共感力が高いということは、おそらく感受性が高いに違いない
そのため、ストレスによる影響が大きく
結果として、寄付の金額が減ったのかもしれない
誤解しないで欲しいのは、共感力が高い人の日常は問題ない
むしろ、いい人である
共感力が高いが故に、ストレスの影響が大きいだけだ
普段は問題ないので、ストレスを受けた時だけ気を付ければいい
人間、いい面もあれば、悪い面もある
一つくらい欠点があっても問題ない
大事なのは、トータルで考えることだ
一つの失敗ですべてを失うのは間違っている
今までの功績を否定する材料にはならない
#研究
#論文
#共感力
#ストレス
#寄付
#コルチゾール
#欠点
#利他主義
#利己主義
#慈善団体
参考文献
Altruism under stress: cortisol negatively predicts charitable giving and neural value representations depending on mentalizing capacity
https://www.jneurosci.org/content/early/2022/03/03/JNEUROSCI.1870-21.2022
いいなと思ったら応援しよう!
![キャッシュレス](https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/assets/default/default_profile_1-9b784003abbac36db44620c7f48629787caea4d53ae4e4f1b710aed18e204e23.png?width=600&crop=1:1,smart)