見出し画像

なぜ電子書籍は理解力が落ちるのか?

なぜ電子書籍は理解力が落ちるのか?

読書、していますか?
読書は知識を増やし、ストレスを軽減し、IQまで高めてくれる素晴らしい習慣です。
近年では紙の本よりも電子書籍が主流になりつつあります。
電子書籍は軽くて場所を取らず、検索もできます。とても便利です。

そんな電子書籍は「理解力」で紙の本に劣ります。

今回は、電子書籍で理解力が落ちる理由を解説します。

・電子書籍で理解力が落ちる理由

  1. 脳の進化と読書の歴史

人類が文字を読むようになったのは約5000年前のこと。(諸説あり)
会話に比べると、読書はまだ新しいスキルです。
そのため、脳は読書に完全には適応していません。その上、スクリーンで読むという習慣は、ここ数十年で登場したばかり。
慣れない読書方法が「理解力」を下げる原因の一つです。

  1. 目の疲れと集中力の低下

電子書籍のスクリーンは目に負担をかけます。
明るい光や画面の反射で目が疲れやすく、注意力が散漫になるのです。
また、スマホやタブレットで読書をすると、通知や広告、時計などが視界に入って集中力を奪います。こうした要素が理解力の低下につながっています。

  1. 動的な画面の影響

紙の本は「静的」ですが、電子書籍は「動的」です。
画面の明るさの変化や自動スリープ機能といった動きが、脳に余計な刺激を与え、読書効率を下げてしまうことがあります。

・電子書籍でも優れている点

もちろん、電子書籍が悪いことばかりではありません。
例えば、通勤時間や旅行中に本を何冊も持ち歩くのは大変ですが、電子書籍なら1台で済みます。
また、検索機能を使えば、必要な情報をすぐに見つけられます。

さらに、小説のようにストーリーを楽しむ場合は、電子書籍でも紙の本と比べて大きな理解力の差は出ないと言われています。
用途や目的に応じて使い分ければ、電子書籍も役立ちます。

・自分に合った読書スタイルを見つけよう

紙の本と電子書籍、それぞれにメリットとデメリットがあります。
大切なのは、自分の目的や状況に合った読書方法を選ぶことです。

読書は、どんな形であれ人生を豊かにしてくれる素晴らしい習慣です。
自分に合ったスタイルを見つけて、読書の世界をもっと楽しみましょう。

#研究
#論文
#読書
#電子書籍
#紙の本
#教科書
#理解力
#小説
#記憶力
#集中力

参考文献
Dynamic reading in a digital age: new insights on cognition

いいなと思ったら応援しよう!

キャッシュレス
よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。