チョッパリ狩り(2)
その日私は衝撃を受けた。
必ずや勝つと信じていた我が国の軍が憎きK国の軍に負けたというのだ。信じられない。
正直気が動転したし、きっとK国がせこい手を使ったんだろうと思った。あのK国のことだ真っ当に戦うとは思えない。
私はいわゆる右翼と呼ばれる思想を持っていた。
学生の頃からそういう団体の活動に参加してたし、社会人になってからもそういう政治家を支持していた、そのため、自分の国の素晴らしさに疑問を抱いたことも、他国よりも劣っていると思ったことも一度もなかった。だからこそこの結果