自己紹介~僧侶の私がなぜ旅と読書のブログを?
はじめに
はじめまして。真宗木辺派函館錦識寺の上田隆弘と申します。
今回の記事でははじめての方に向けて、簡単に自己紹介をさせて頂きます。
私は「宗教とは何か」をテーマに2019年3月末から80日をかけて13カ国を巡る世界一周の旅に出ました。
そのルートはタンザニア→トルコ→イスラエル→ポーランド→チェコ→オーストリア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→イタリア・バチカン→スペイン→アメリカ→キューバというものでした。
「僧侶なのに仏教誕生の国インドに行かないの?」と思われた方もおられるかもしれませんが、私にとって「宗教とはそもそも何なのか」を問うた大切な旅でした。
現在北海道新聞にて連載中の『回想の世界一周』や全国9紙で連載した『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』はこの旅がベースとなっています。
この旅の記録はこちらのマガジンで紹介していますのでぜひご覧になって頂けましたら幸いです。
当ブログのおすすめ本紹介について
そして私はこの世界一周の旅を経て「親鸞とドストエフスキー」というテーマで研究を開始するようになりました。
親鸞とドストエフスキー。
平安末期から鎌倉時代に生きた僧侶と、片や19世紀ロシアを代表する文豪。
全く関係のなさそうな2人ですが実は重大なつながりがあるとしたらいかがでしょうか。
私は浄土真宗の僧侶として親鸞聖人の教えをこれまで学んできました。
そして2019年の世界一周の旅を通して、改めて私は「宗教とは何か、仏教とは何か」という問いを考えさせられました。
そしてそんな時に出会ったのがドストエフスキーという作家だったのです。長くなってしまうので詳しくはここではお話しできませんが、当ブログの私の本紹介はこの「親鸞とドストエフスキー」を学んだ過程で出会った本たちが基になっています。
当ブログでは私が厳選した「面白い本」、「今読むべき名著」を紹介しています。もしほんのちょっとでも興味があるタイトルや本があればぜひその記事を覗いてみて下さい。その本に何が書かれていてどこがおすすめのポイントなのかがそこにまとめられています。そしてその記事を読めばその本に関連する別の本も紹介されていますので、より深く広くその事柄について学ぶことができるように構成しています。皆様の読書の案内板として当ブログを利用して頂けましたら幸いでございます。
仏教、インドの旅について
2019年の世界一周、2022年のドストエフスキーゆかりの地を巡る旅を終えた私は2023年に初めてインドへと向かうことになりました。
33歳にして初めてのインド・・・。
三島由紀夫は生前こう言っていたそうです。「インドには、人それぞれに行く時期が必ず自然に訪れる」と。
インドの旅は私の「宗教を巡る旅」の終着点でもあります。様々な宗教や文化を学んできた私にとって、やはり最後に行き着く場所は仏教誕生の地インドでなければなりません。
こちらのページにこの旅の旅行記がまとめられています。
noteでも随時記事を再構成してご紹介したいと考えていますのでもうしばらく時間を頂けましたら幸いです。
おわりに
私のベースとなっている「【日々是読書】僧侶上田隆弘の仏教ブログ」は、2019年、仏教を通して日々の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという試みから始まりました。
ですがいつの間にかこのブログは「旅と読書のブログ」へと変貌を遂げていたのでありました。しかも記事の数も2000を越えようかという分量になり、最近では「何を読んだらよいかわからない」というお声を頂くことが増えてきて参りました。
そこでこのnoteのブログでよりわかりやすくおすすめの記事をコンパクトにご紹介できたらと考えた次第であります。
ブログはデータベースとして、noteは「より読みやすく、コンパクトな記事」を書く場としてこれから執筆していきたいと考えています。
このブログが皆様のお役に立てれば何よりの幸いでございます。
今後ともよろしくお願い致します。