ドラゴンを求めて〜マカオの公園の門に興奮した3日目〜
3日目は朝からマカオに向かうためフェリーターミナルに。
フェリーはコタイジェットとターボジェットの2種類の会社があり、赤と青色で色分けされていてJALとANAみたいな感じです。
チケットはネットで当日の朝に予約。この日は土曜日だったから満席ばかりかと覚悟していたが意外と大丈夫だった。
だけど、ターミナルに着いたら予約していた時間の便には長蛇の列が。オーバーブッキングかなんだか分からないけど、その便には乗れず、次の便に乗った。
正直、乗り物酔いはする方だ。
スマホの検索履歴には待ち時間中に調べた「マカオ フェリー 酔う」「船酔い 防ぐ」などのワードが並んだ。マカオを行き交うこのフェリーは大きく揺れることがよくあるため、吐いてしまった人も結構いるそうだった。
自分はもちろん吐きたくないし、もらいゲロするので誰にも吐いてほしくない。
タイパフェリーターミナルに到着。すぐパスポートを見せて入国審査。それを終えたら、市街地に向かう。ただ、バスという選択肢を選ばず、タクシーに並んだがこれがまた長い列!30分くらい待ってようやく乗れた。英語は通じなかった。
豪華絢爛なエントランスに息を飲む。が、残念ながら泊まるホテルはここではなかった……。
お目当てはホテル内のポルトガルレストラン「Guincho a Galera 葡國餐廳」。
ポルトガルのミシュラン一つ星レストランの海外支店で、ここのバナナブレッドがふわふわでものすごく美味しいと知り、ランチは迷わずここに。
ウエイターが丁寧に接客してくれます。こんなカジュアルな格好をしている自分が、ちょっと恥ずかしい。短パンだと入店NGとか。
パンが予想以上に多く出てきたので、すぐお腹いっぱいに。繊細な味付けで本当に美味しかった。
お会計は8000円くらい。ごちそうさまでした。
街をふらふら。急な坂ばかりで重いスーツケースを引きずりながら歩くのはちょっとキツかった。
マカオのホテルはここ。綺麗なデザイナーズホテル。一泊2万くらい。
ホテルに荷物を置き、世界遺産の聖ポール天主堂跡に。
ホテルから歩いて行ける距離だった。
正直、マカオの道は狭い上、坂も人も多く、旅の疲労が一気に溜まってしまった……。
早くホテルに戻って寝たい……。しかし、あの場所に行くまでは何があっても戻ることはできない……
カモンエス公園。マカオで一番古い公園らしい。歩いて10分くらい。
ここに来るため、マカオに来た。
そう、ここはブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のロケ地!
舞台は1900年代初頭の上海。ブルースが演じるチャンの師匠が謎の死をとげ、殺害に関わった日本人たちを懲らしめる映画。
抗日映画といったら、そうかもしれない。
このカモンエス公園は、映画内でブルースがある公園に入ろうとしたとき、「犬と中国人は入るべからず」という門にあった看板を目にし、怒り狂ったブルースがその看板をライダーキックで破壊し、その場にいた日本人もしばくというシーンが撮影された場所なんです。
2024年にも、こうして変わらず残っているロケ地に感動し、その場に長い時間いてしまいました。ブルース・リーはたしかにいた、そんな当たり前のことを改めて思った。
ホテルに早く帰ればいいものの、なんだかんだ歩いて散策。カジノに行く勇気と散財するお金はなく、おとなしくマカオタワーを見に行った
マカオタワー、上からバンジージャンプが出来るらしい。