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おいしいごはんが食べたいの
我が家には炊飯器がない。
なぜかというと、ご飯を炊くためだけならいらないかな?と思って。種類もたくさんあって、どれがいいのかわからないし。ネットで調べたら、ご飯は鍋で炊けるみたいなので。
ということで、ご飯が炊けそうな鍋を探すことにした。
まずは定番の土鍋。とてもおいしそうだ。でも、重いし、ご飯を炊くためだけの土鍋?ちょっと現実逃避な気がする。洗うの大変そう。笑
どこにしまうのか?ということで却下。
次に、ル・クルーゼみたいなホーローの鍋。カッコいい。憧れる。あんなので煮込み料理作ったらおいしそう。しかしまたもや重い。ずっと使えるかもしれないけど、今の自分には高級品。それと使いこなす自信がない。これも却下。
ひとまずホームセンターを回ろう。
ちょうど新生活の時期なので、何かしら掘り出し物が見つかるかもしれない。
おお!これは!!
さっそく見つけたぞ。
MAYERというメーカーだ。
シルバーのステンレスとガラス蓋の組み合わせがカッコいい。しかも手付き鍋と普通の鍋とフライパンの3点セットで、展示品の処分価格になっていた。
5000円から20%OFF!ってことは4000円!?プラス消費税。こ、こ、これにしますっ!
レジに意気揚々と持っていくと、すかさず確認。展示品だからキズあるかも?全く気にならない。だってどうせ使いたおす予定だもの。ひとまずこれで充分。つべこべ言わず、お買い上げ。うれちい。
これで、なんでも作れる!
あ、肝心のご飯もね。
この部屋に決めた理由のひとつはオール電化ではないこと。調理はガスの方がやりやすいので。
不動産屋さんに確認すると「まだこのあたりは田舎なので、オール電化なんてありません」とか言われた。まぁ、そうですよね。でも一応こだわりなんで、違ってたらやだし。
当時は、飲食とは全く別の仕事をしていた。でも料理は好きだったので、いろいろやってみようと企んでいたのだ。
では、さっそくご飯を炊いてみる。
ネットで調べた通りにやる。鍋が2種類あるので、とりあえず大きい方の鍋で試す。
何回か焦がした。でも明らかにうまし。
なぜ焦げるのかを検証する。お米の量(2合)に対して鍋(直径22cmくらい)が大きすぎるのかもと思い、手付き鍋(直径18cmくらい)にかえてみる。
浅いと水の蒸発が早いので。
そしたら見事に成功!
お米と水を入れて、鍋の高さの半分くらいの分量があれば焦げずにうまく炊けるみたい。火加減も弱火だけでいける。吹きこぼれたら調整はするけど。
だいたい13分火にかけて、泡が出なくなってパチパチと音が鳴りはじめると炊けた合図。そこから10分くらい蒸らして終わり。想像より簡単なのです。
(ここからはあくまで個人的な感想です)
炊き立てご飯がおいしいのは当然だけど、鍋で炊いたご飯は格別だった。お米が立っている。しかも冷めてもおいしい。ご飯の味がちゃんとする。
コシヒカリだとか地元のお米とか、あまり関係なく全部おいしい。しかも炊く時間も短くてすむ。
このご飯で作ったおにぎりは最高だった。独り暮らしを始めた頃は、金銭的な余裕がないから自炊して、おにぎりとスープジャーを持って出勤していた。でもそんなお昼が楽しみだった。
そうそう、炊き込みご飯だってできるよ。
さつまいもとか、グリーンピースとか、いろんな炊き込みご飯を作った。
雑穀米ご飯とか、麦ご飯とか。もう無敵だ。
そろそろ、おなか空いてきましたか?笑
同僚に炊飯器がないと言うと、びっくりされた。
炊飯器はそれくらい必要不可欠な家電なのだろう。あるのがあたりまえなやつ。
「毎日、キャンプみたいですね。」
ああ、なるほど。
そんな毎日ちょっと楽しそうだと妙に納得してしまった。カッコよく言えば、あえて不便なほうを選んで、楽しんでるっていう感覚。機械に頼るのではなくて、自分の感覚で生きてやる。
今となっては、なくてもなんとかなってしまった。むしろ、ない方がうまく行ってしまっただけですけど。
そういうことって結構あると思う。
必要だと思ってたものが、実はまったく必要じゃなかったという事実。なんとかなるよ。
あ!そういえば、テレビもなかった。
なんのはなしですか?
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