最近の記事

ガキ大将はどこへ行った?

 昔、子ども達は異年齢で遊ぶのが当たり前だった。私が子どもの頃、50年ほど前は、3歳くらいから小学6年生までの子ども達が集まって遊んでいた。男子に人気だったのは馬乗りや缶蹴り。女子はゴム跳びやカカシ。大人数が集まった時は三角ベースや城盗りなど。夏休みには、クワガタムシを獲りに山を駆け回り、田んぼに行ってはドジョウを捕まえていた。小さな子は、大きな子の後にくっついていただけだったが、それでもそれなりに楽しんでいた。  そして、集まった子ども達をまとめていたのは、いわゆるガキ大将

    • 子どもが主体のお話絵本

      ◆絵本を読むこととその難しさ  絵本の良さとの一つとして挙げられるのが、子どもたちのペースで、子どもたちが主体となって、想像の世界で遊べることである。想像の世界は無限大で、その楽しさも無限大だ。  ただ、人は生まれながらにしてなんでもできるわけではない。誰でも生まれた時は真っ白で、何も知らないし何もわからない。それから、さまざまな経験をすることによって、さまざまなものを理解していくのである。  絵本も最初から自由に楽しめるわけでは無い。例えば、赤ちゃん向けの絵本は、大まかな流

    ガキ大将はどこへ行った?