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前置詞の- どっち?
Hallo, Guten Tag!
最近思うのですが、言語には夏向きと冬向き、というかパーソナルカラーみたいなものがある気がしています。
こっちの言語はイエベ春、
そっちの言語はブルベ冬、
みたいな(笑)。
そこでちょっとググってみたら、ありました( ´∀`)
『パーソナル言語診断』
パーソナル
カラー言語診断とは:
生まれ持った色素声色や顔立ちパッションに調和する=似合う色言語を見つける色彩分類言語選択法のひとつ。 似合う色言語を選べば顔声色が明るく見えたり聞こえたり、美肌声や小顔イケボ作用、色音の統一感が出ることで垢抜けにもつながるんです♡ あなたはどのカラー言語タイプ? 質問に答えるだけでできるセルフ診断にチャレンジ!
・・・本題に入りますね( ̄▽ ̄;)
どっちシリーズ
今回みたいな『-どっち』タイトルのシリーズがこちら。
そして、名詞の- どっち? シリーズも途中まで書いてあるのですが、今日は前置詞の- どっち?について、暑いので脱・シリーズ化でサクッと書こうと思います。
今日はこれだけ
前置詞の使い方は参考書にも、また色んな方の説明がネット上にも見られる上、用法も大して変化しないのでここでは省きます。
さて、下記の日本語、英語なら前置詞は全てtoが使えそうですね。
映画館へ行く ins(to) Kino gehen
海へ行く ans(to) Meer fahren
サルデーニャ島へ行く auf(to) die Insel Sardinien fliegen
医者に行く zum(to) Arzt gehen
中国へ行く nach(to) China fliegen
()は、その直前のドイツ語の前置詞の意味を英語で示したものです。よって太字が英語でtoに当たるドイツ語の前置詞ですが、同じ『〜へ』を意味する前置詞でもドイツ語だと目的地によって前置詞の種類が変わるという、英語に比べるといささかアクロバティックな用法が特徴でしょうか。
それを踏まえて、下記はどうでしょう。
TikTok/ YouTubeへアップロードする。
アップロード先としての、新手の目的地の登場です^ ^
inを使うのかauf(英語のon)を使うのか聞かれることも少なくありません。
では映画館というものが過去になくて、その言葉を使い始めたとき、目的地によって前置詞を変えるドイツ語話者の人々は、どの前置詞を使うかで悩んだでしょうか?
否。
映画館が映画を観るためにある箱物、という共通認識が映画館に行く時の前置詞をおのずとinと決めるのです。それと同様に、TikTokやYouTubeがプラットフォームである、という共通認識が前置詞をaufと決めています。
サービスやビジネスの共通の土台であるプラットフォーム上に、動画をアップロードするのですから、英語でも
on TikTok/ Facebook/ Instagram/ Youtube…
になっています。
ドイツ語も、
auf TikTok/ Facebook/ Instagram/ Youtube...
となります。
このように考えると、例文にある
サルデーニャ島へ行く
で使う前置詞が、なぜYouTubeなどのプラットフォームと同じaufなのか、わかりような気がしますね。
それは話者が、島を区切られた、独立した土台と見做すためであり、話者によってその土台の上に向かうという感覚が、大陸である中国へ向かうときの感覚と明らかに違うと認識されるからです。
そのように、海辺に行くときがなぜanで、医者へ行くときは何故zuなのか・・・と考えてみると言葉のイメージが広がって楽しいですね。
今日も、最後までお読みくださりありがとうございました。