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日々の内省

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自分を見つめ直すために書いています。
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小人は一生悩み続ける

今、週3日の仕事で生活が成り立っていることに毎日感謝している。だけど、こんな日々が続いてくれるだろうかと逆に怖くなって、不安に駆られる。 今週の土日はそんなことを考えて、随分取り越し苦労をした。 そのことに関して内側にアドバイスを求めると「自分を卑下して無駄にエネルギーを撒き散らしている。もっと満足して基盤を修繕して再び人生を始めなさい」とのこと。 喜んで受け取っていいのだろうが、なんとも慣れない心地がする…。 先日読んだ、孔子と子路のやりとりを思い出す。こんな時「君

自分を虚しくすることの徳

師は、皆様の幸せが私の幸せですと手を合わせて微笑んでいる人だった。 時々、釣り堀でぼーっとしている人を見ると羨ましい気持ちになることもあるけれど、自分にはやるべきことがあるのだと、笑いながらおっしゃっていた。 毎年稼いだお金は全て寄付し、自分を虚しくすることも厭わず、豊かに生きている。 道を志し、己に克ち、他人のために尽くし、謙譲を忘れず、努め続け、その先に到達する究極は、無私・無我の境地。 師はまさに孔子が説くところの「仁」を体現したようなお方だった。 あなたを思

みんなの期待に応えたいけど、応えられない。

理想を投影されたら、そう演じてあげたくてあれこれやってみるけど、そんなことはもちろんうまくいかなくて、すぐに苦しくなってしまう。 それでも、そうしてあげたいという気持ちは消えなくて勝手に敗北を感じたりする。(だって相手は私にがっかりするからね…) 他人の期待に応えるとどんどん関係がややこしくなるのがわかっているのに、それ以外での関係の築き方が分からなくて消極的になってしまう。 相手に何か自分から開示して会話が弾むためには、やはり相手が喜びそうなものを選ばないといけとか考

名前をつけるのが苦手だ

名前は親からのギフトでもあるが、縛りでもある。 音霊・言霊と言って日本は古来より、文字に潜在的な意味を見出してきた。 また、文字は霊的な世界ではウェブリンクと同じ役割を果たす。 ある土地のエネルギーを調べたければ、住所を書けば遠隔からでもその良し悪しが分かるし、名前など知らなくともこちらが勝手に名称をつけて、その存在を紐づけることで認識をより明確にすることができる。 私はそのように文字から感じる印象がとても気になる人間なのだ。 初めて文字に対する印象が気になったのは幼少

嫉妬という感情を超えたい

昔は嫉妬する時はその人がとても好きなのだと思っていた。 本当にそう信じてた。 でもそれは自分の狭い人間関係による思い込みに過ぎなかった。 至る所に嫉妬がある。 これは原始的な感情なのだそうだ。 動物でも嫉妬する。好きな人だけじゃない、嫌いな人に留まらず全く知らない人にまで嫉妬する。 きっと、人それぞれ理由があるのだろうが…自分にとっての嫉妬とはなんだろう。 答えはすぐに浮かんだ。「自分が得られるはずの利益を他人が享受している」という一言に尽きる。(思い込みに過ぎない

死ぬ前に考えること

今、死ぬとしたら私は何を考えるのだろうと空想することがある。 人は死に際「やった後悔より、やらなかった後悔」の方が心残りになるのだそうだ。 私は、自分の能力の限界を感じているし、興味のあることには手をつけてきたので、自己実現ということにおいては、そんなに後悔というほどのものはない。 どちらかといえば、やった後悔の方に心当たりがある。 というより、人生をかけて経験と感動に注力しても、本当の意味で心の奥底から虚無感を追い出すことはできないと漠然と感じている。 死ねば、何