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みんなの期待に応えたいけど、応えられない。

理想を投影されたら、そう演じてあげたくてあれこれやってみるけど、そんなことはもちろんうまくいかなくて、すぐに苦しくなってしまう。

それでも、そうしてあげたいという気持ちは消えなくて勝手に敗北を感じたりする。(だって相手は私にがっかりするからね…)

他人の期待に応えるとどんどん関係がややこしくなるのがわかっているのに、それ以外での関係の築き方が分からなくて消極的になってしまう。

相手に何か自分から開示して会話が弾むためには、やはり相手が喜びそうなものを選ばないといけとか考えたりしてしまう。

孤独は好きだし、友達も子どもの頃からの幼馴染がいてくれて十分だと思っているので、寂しいとか友が欲しいという欲求より、嫌な気持ちにさせたくないという気持ちが強いのかもしれない。

小手先で何かするのはもうやめて、根底からあり方を変えてみようと思う。

例えば、なるべく柔和でいて、それ以上のことをしない。

うーん…すごくつまらない人間だ。

でも、あれこれ心を回しすぎる自分にとっては、まずはそれでいい。自然と相手との境界線がわかるようになるはずだ。

ふと開示できることが自分の中から湧きあがったら、伝えてみればいい。

それで関係が続かなければ、私たちは互いにこの一瞬のご縁に過ぎなかったのだと諦めよう。

まずは目の届く範囲の人を本当に大切にしていくための一歩だ。

そうして人と自然な距離感が取れるようになれば、師が一隅を照らすことの尊さを教えてくれたように、私もいつか人と積極的に関わっていけるようになる道が見つかるかもしれない。


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