【雑感:タバコやめれば】ドラッグストア、デジタル武装でコンビニ対抗:日本経済新聞
「ドラッグストア、デジタル武装でコンビニ対抗」という記事を読んで、普通の人よりほんの少し詳しいので違和感を感じました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40756000R30C19A1TJ2000/
Twitterには長すぎるので、私見をnoteに書きます。
■ウエルシア、ツルハでRFID実験するというくだり。
前提として、手探り状態でもテストをすることはStudyを得ることが目的ならば私も良いことと考えます。「やったこと」があればこそ「わかったこと」が生まれます。やらなきゃ遅れるだけ。
…ウエルシアHDは新聞やたばこを除き全商品の9割にタグを取り付ける。タグに売価などの商品概要や消費期限といった情報や、どの場所に置かれているかという位置情報をひもづける。
店頭で1ピースずつタグを印刷して貼るというのは、店頭スタッフにとって酷なので、一箇所の物流センターでつけるということでしょう。それはともかく、
健康を提供するならタバコやめれば良いのに
と思うのは私だけでしょうか。
ツルハHDなどは販売状況や季節に応じ、価格を柔軟に変える「ダイナミックプライシング」を試す。まずパンなど賞味期限が迫った食品のポイント還元率を高め…最適な値付けのタイミングを検証し、本格導入をにらむ。電子値札との連動で従業員の業務が軽くなり、廃棄商品の削減にもつながる。
これは業種に限らず食品を扱うなら有効な手法ですね。
■デジタルサイネージ(電子看板)と連動のくだり
店内で様々な情報を表示するデジタルサイネージ(電子看板)とセンサーも活用し、来店客一人ひとりにあった販促を展開する。客が立ち止まった棚や手に取った商品によって、サイネージに表示する広告を出し分ける。
カメラでのデモグラ(年齢・性別)判定は技術的に容易ですが、現代ではデモグラと興味関心は一致しないのでそれだけでは効果でません。別のパーソナルデータおよびその場所・そのタイミングならではのモーメントを考える必要があります。
ココカラファインは…新型のPOS…レジを導入する。一般的なレジが固定型であるのに対して、同社が導入するのはタブレット端末型だ。端末を持ち運び、在庫の確認から接客時の商品提案、キャッシュレス決済までを1台でこなせる。
これは記載通りですね。曜日での波動が大きい店、インバウンド売上比率高い店等で効果を発揮します。
「洗剤の品ぞろえが少ない」「飲料を増やして」など、スマートフォン(スマホ)のアプリから届く各店への月1万件を超える消費者の声を、店ごとに商品展開に反映させるしくみも作る。投資額は約30億円とみられる。
月刊MDによると、現在月10万以上のお客様の声(1人最大週1回の仕様です)がアプリ経由で入っているので、そのうち1割がお客様の商品要望なのでしょうね。これこそが追求し続けることです。新しい投資はないかと。
自動発注にも乗り出す。ウエルシアHDは実験店を2019年内に5店舗へ増やす。
自動発注なかったのかな?…これが本当に機能するかは数学的係数云々ではなく、消費者心理と単品特性を理解する必要があります。でなければ、単純に消化実績ベースで季節品除外するのが現時点の現実解かと考えます。