郡司 昇@小売業の本質:小売業5.0

全体最適,マーケティング,オムニチャネル,CRM,経営戦略,,IoT,EC 等について…

郡司 昇@小売業の本質:小売業5.0

全体最適,マーケティング,オムニチャネル,CRM,経営戦略,,IoT,EC 等についてAdviser。 大手ドラッグ&調剤で現場~子会社社長あらゆること経験し現職。ダイヤモンド・ドラッグストア,Agenda note,MD NEXT連載。 https://ngunji.com/

マガジン

  • kindle専門マガジン~kindle作家を目指そう!~

    • 4,397本

    kindle作家のTAKAYUKIさんととらねこが共同運営するマガジンです。 kindleや出版に関する記事を載録しています。 kindleの専門マガジンを一緒に作りたい方は、気軽に声をかけてみて下さい。 ▶https://note.com/kind_willet742/n/n279caad02bb7

  • 小説「転職王」

    転職してスキルを獲得していく有能な佐藤健二の物語

最近の記事

  • 固定された記事

小売業の本質:「はじめに」の一部

私もそうです。 また、多くの人は、友達が販売しているものを買う。 私もそうです。その友達を信頼しているからです。  別の知人が「売りつけよう」という考えで近づいてくると見抜ける。これは店頭で「売りつけられる」と感じるのと同じ感覚です。もちろん買いませんし、その人とは距離を置きます。 だから「売る」という感覚で商売をすると、一度売りつけることが出来ても、そのお客様は帰ってこない。 生活者の立場に立つと、情報があふれるほどにあって、ネット通販の普及でどこに住んでいても物が買え

    • 小説「転職王」最終回 未来への翼

      社長就任と新たな挑戦高橋加奈は、JMRグループの新社長に正式に就任した。これまでの功績と革新的なリーダーシップが評価され、社員たちから大きな期待が寄せられていた。 就任式にて 「皆さん、本日より社長としてJMRグループを率いることになりました。変化の時代において、私たちは挑戦を続け、新たな価値を創造していきましょう。」 社員たちは熱い拍手で彼女を迎え、新たな船出に胸を高鳴らせていた。 海外進出への決意国内市場の成熟と競争激化を背景に、加奈はJMRグループの海外展開を進

      • 小説「転職王」第十四話 安売り業態の脅威

        安売りの脅威JMRグループが一体化した戦略を進める中、新たな脅威が現れた。 「クレクレドラッグ」という低価格特化型のドラッグストアと、破格の値段で商品を提供する激安スーパーマーケット「ローヒア」だ。両者は圧倒的な価格競争力で急成長し、JMRグループ各事業の収益を圧迫し始めていた。 収益への影響:シェア侵食の危機 (JMRグループ本社にて) 石井裕之社長(サクラマーケット):「クレクレドラッグが、我々のドラッグストア事業に深刻な影響を与えています。若年層が次々と流出してお

        • 小説「転職王」第十三話 JMR取締役 経営企画室長

          グループ本社 取締役の辞令 と 2つのミッション(本社にて) 橋口人事部長:「高橋加奈さん、お疲れ様です。町社長がお呼びです。取締役会で、高橋さんのJMR本社取締役経営企画室長への昇進が正式に決定しました。おめでとうございます。」 高橋加奈:「ありがとうございます。これまでの経験を活かし、全力で取り組んでまいります。」(これで来年の社長就任の道も、現実味を帯びてきた。) 新たなミッション 町洋介社長:「高橋さん、これまでの功績に感謝しています。ドラッグストア事業の風土改

        • 固定された記事

        小売業の本質:「はじめに」の一部

        マガジン

        • kindle専門マガジン~kindle作家を目指そう!~
          4,397本
        • 小説「転職王」
          16本
        • あとで使うかも
          2本

        記事

          Claude3.5sonnetでMSXのゲームを簡単に移植

          高速なら10分でできる?と思ったので作ったアンソロピックから高速高性能な生成AIのClaude3.5sonnetが出たので、38年前に「MSX用に作ったMS-BASICのゲームをブラウザで遊べるようにして」というプロンプトから始まって、追加で10分ほどあれこれして当時より数倍ゲーム性が高いものを作りました。 リンクブラウザで動きます。 スマホは下にある緑のボタンを使ってください。PCはカーソル左右とスペースでも動きます。 改良も普通の言葉でハイスコア機能をつけたかったのと

          Claude3.5sonnetでMSXのゲームを簡単に移植

          小説「転職王」第十二話 新しい百貨店

          新百貨店 名称決定最後に、加奈は、新しい百貨店のコンセプトをまとめて、「LifeCuration」をさらに短縮した名前を検討しました。社内検討で上位に残ったものは以下の3つでした。 ・リキュー (LiCu): "Life"と"Curation"のそれぞれの頭文字を組み合わせたもので、ライフスタイルの選択肢が豊富であることを示唆。 ・エルキュア (LCur): "LifeCuration"の一部を取った略称で、独自のカリスマ性を持つブランドイメージを強調する略称。 ・エルシーハ

          小説「転職王」第十二話 新しい百貨店

          小説「転職王」第十一話 丸橋百貨店

          事業会社 代表取締役社長 就任町洋介JMR社長: 「高橋加奈さんですね、お疲れ様です。 あなたのロングドラッグおよびサクラマーケットでの業績は素晴らしいものでした。社内でも高い評価がありますよ。」 高橋加奈: 「ありがとうございます、町社長。チームの協力のおかげです。」 町洋介社長: 「そんな謙虚なところも評価されていますよ。実は今日、あなたに新しい任務をお願いしたいことがあります。」 高橋加奈: 「新しい任務ですか?」 橋口人事部長: 「高橋さん、お疲れ様です。あな

          小説「転職王」第十一話 丸橋百貨店

          小説「転職王」第一話 サクラマーケット(食品スーパー)

          データ分析大手小売業JMR(Japan Marketing Retailing)傘下の食品スーパーマーケットであるサクラマーケットでは、売上が伸び悩んでいました。 石井裕之社長は取締役会でこの問題を提起し、最年少(36歳)取締役である高橋加奈にデータ分析を活用した解決策を求めました。 石井社長:「売上が伸び悩んでいる原因を突き止め、改善策を提案してほしい。高橋さん、ロングドラッグで瞬く間に成果を出した君のスキルを活用して解決策を見つけてくれ。」 高橋加奈:「かしこまりまし

          小説「転職王」第一話 サクラマーケット(食品スーパー)

          小説「転職王」第十話 ロングドラッグ

          ドラッグストアと女性視点加奈(健二)が立てた中期経営戦略は高い評価を受け、JMRグループの中核会社ロングドラッグの執行役員・経営改革部長の辞令が出されました。 加奈は新たな役職に対する期待と緊張を感じつつも、これまでの経験を活かして自分の力で会社を変革していく決意を固めました。 和久田 経営企画室長と橋口 人事部長に感謝の意を述べた後、加奈はロングドラッグへの出向をポジティブに受け止め、新たな挑戦へと進んでいきました。 経営改革部長・執行役員 女性がメイン顧客であるドラッ

          小説「転職王」第十話 ロングドラッグ

          小説「転職王」第九話 高橋 加奈

          目覚め長い夢から目覚めた佐藤健二は、見慣れないワンルームの部屋で目覚めました。 彼は目をこすりながら、自分がなぜここにいるのか思い出せませんでした。車に轢かれた記憶もウッスラしています。 不安にかられながらも、彼は起き上がりました。 すると、以前と違って体が軽く感じられました。 佐藤は戸惑いながら部屋を見回し、壁に掛かっていた鏡に目が留まりました。 その鏡に映った姿に、彼は驚愕しました。 鏡に映っていたのは、彼が知っている自分の姿ではなく、若い三十代半ばに見える女性で

          小説「転職王」第九話 高橋 加奈

          小説「転職王」第八話 大手小売業JMR

          人事部 採用課JMRからヘッドハントで提案された役職は、環境事業室室長でしたが、佐藤健二は自分にとって何が最も重要かを考え、それよりも2段階低い職位の人事部採用課長を希望することにしました。 彼は、人材採用や育成に携わる仕事にやりがいを感じ、自分の経験を活かして新たな人材を育てることに貢献したいと考えていたからです。 佐藤健二: 「橋口さん、実は私、環境事業室室長というお話をいただいて大変光栄ですが、もし可能であれば、人事部採用課長という役職で働かせていただきたいです。」

          小説「転職王」第八話 大手小売業JMR

          小説「転職王」第七話 グリーン建設

          佐藤は、ハローワークで仕事を探すことから、自分の人生を立て直すための第一歩を踏み出すのでした。 ハローワーク40歳となった佐藤健二の条件に合うハローワークの端末にアップされている求人の中で候補に残ったのは以下の通り。 社名: サクラ電機 仕事: 営業職 待遇条件: 月給25万円、交通費全額支給、昇給年1回、賞与年2回 社名: スターテック 仕事: ITコンサルタント 待遇条件: 月給35万円、交通費全額支給、昇給年1回、賞与年2回 社名: アオイソフトウェア 仕事:

          小説「転職王」第七話 グリーン建設

          小説「転職王」第六話 ECプラットフォーム企業SOSO

          佐藤はSOSOのシステム部長として転職し、新しい職場で早速活躍を始めました。 EC企業のシステム部長システム部長の仕事は多岐に渡ります。 システム戦略の策定: 企業全体のシステム戦略を立案し、経営陣や他部門と連携して実行に移す。 システム開発・導入: システム開発や新技術の導入を計画し、必要なリソースを調達・管理する。 システム運用・保守: システムの運用・保守を監督し、パフォーマンス向上やセキュリティ対策を実施する。 プロジェクトマネジメント: 各種プロジェクトの

          小説「転職王」第六話 ECプラットフォーム企業SOSO

          小説「転職王」第五話 高級料理店 葵屋

          佐藤健二の物流改善プロジェクトにおける成果が、物流業界誌等のインタビューや講演をする機会を増加させた。 世間に露出すると、人材獲得しようとする企業の目にも触れることから、健二には転職の誘いが頻繁に舞い込むようになった。 転職先斡旋先の待遇は、現在の佐藤健二の1.5倍〜2倍の年収を提案するものであることから、毎週末エージェントと会って話をする健二であった。 親友との再会それらの企業の中に、古巣である磯野商事の経営企画室 室長補佐の案件があったため、健二は磯野商事を辞めた後

          小説「転職王」第五話 高級料理店 葵屋

          小説「転職王」第四話 モンド物流

          モンド物流に入社後、佐藤健二は経営企画室の主任である秋山 楓と出会いました。彼女は5歳年上の35歳で長崎出身でした。 秋山は佐藤に3PLの各業務現場を案内しました。 ※3PLとは、3rd Party Logistics(サード・パーティ・ロジスティクス)の略称で、荷主企業に代わる第三者(サードパーティー)として、ロジスティクスを設計・提案し、包括的に受託する事業形態のことを言います。 秋山楓(笑顔で):「佐藤さん、モンド物流へようこそ。私は経営企画室の主任、秋山楓です。」

          小説「転職王」第四話 モンド物流

          小説「転職王」第三話 日用品メーカー月王

          初めての転職佐藤健二は磯野商事から大手日用品メーカー・月王に転職し、新商品開発部門に配属された。 残念ながら、旧知の和久 隆男は営業本部に異動して大手ドラッグストア担当となっていたため、月王では知らない人々と新たな関係を作る必要があった。 上司は50代の矢村 太一部長でガリガリに痩せていた。髪の毛の薄さを気にしているという噂を入社初日に聞いた。 同僚は30歳の先輩社員加古 明と、佐藤健二と同年齢の26歳派手なメイクの町田 孝美がいた。 初日の朝礼で、矢村部長は帽子をかぶり

          小説「転職王」第三話 日用品メーカー月王