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{読書感想短歌*101}ディクスン・カー 『死時計』
トク、トク、と カチン、カチン、と 刻まれる 〈有限の僕〉という名の時計
toku, toku, to katin, katin, to kizamareru "yuugenno boku" toiu nano tokei
フェル博士シリーズ。凶器が「時計の長針」て…トリックがどうとかより、とりあえず痛そうでいかんよ。なんだろう、研がれた刃物などより更にイヤなかんじ。途中で、ハドリー警視が犯人だと思ったある人物について、ハドリーが検察側、フェル博士が弁護側という設定の〈法廷ごっこ〉をはじめるので、なんかニヤニヤしちゃった。そんなんしてる場合か。仲良しか。
※タイトルのイメージ先行型短歌。心臓が打ってるからにんげんは打楽器、みたいなこと書かれてたのは、たしかいしいしんじさんかな?〈麦ふみクーツェ〉?…うろおぼえだけど、あ、ほんとそうだなと思ったのだった。にんげんはさ、打楽器だし、時計だとおもう。じぶんの時間のはじまりから終わりまでを、コチコチコチコチ刻んでる時計。