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餃子って美味しいね。
3月8日火曜日 最高気温9度
よし!!!本日、一歩も外に出歩かない日とする!!!
そう、私は寒いのが大の苦手だ。真冬の今、家でインナーダウンの上にダウンコートを着て、裏起毛のズボンの上にダウンズボンを着ているほどなのである。
3月になってもう冬が終わり、春が来る気配がするこの移ろいの季節に一切冬を感じることはしたくないのだ!!!
本日は料理DAYとし、冷蔵庫の野菜、肉を総動員して私を楽しませてください。といった感じではじまった料理タイム。
私の中では料理はストレス解消というか、最近流行り出したマインドフルネス瞑想の類の一つに当てはまるものである。
料理中はいかに食材を最大限に美味しくさせるか、いかに効率よく調理を行うか。その2点で頭をいっぱいにさせて日々の悩みだったりモヤモヤを一旦弾き飛ばす。極端なことを言えば滝行のような立ち位置である。
現在、発達障害ASDから適応障害で休職中で少しでも時間が空くと希死念慮だったり、将来への不安に頭がいっぱいになってしまいなんともしんどい日々を過ごしている。
そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれる”料理”に助け舟を出したのだ。
今回作ったのは
・鶏胸肉と玉ねぎのナポリ風ジェノベーゼ煮込み
・鶏胸肉の低温調理サラダチキン
・キノコ味噌汁
・アーリオオーリオにんじんナムール
・くるみとクミンシードのキャロットラペ
・餃子
特に最後に作った餃子は皮から練り、さまざまなレシピを参照して考え出したオリジナルの餡で作った傑作の一品になった。
皮から作るのは初めてだったので上手くいくのかかなり心配だったがあるレシピを忠実に再現したおかげで市販のものでは味わえないモッチモチの皮ができた。
肉の方は牛脂を入れるレシピにしたのだが、脂感が強く、ちっちゃな破壊輪を携えているような餡になった。反省。
次回からは牛脂は入れずに塩ジュレなるものを作り出し、脂ではなく中華スープをもとにした肉汁と思わせる演出を披露したいと思う。リベンジ。
この餃子の手作り、40個以上を一人でやってたら2時間くらいかかってしまってくたくたになってしまったのですが、完成したものを口に入れた瞬間、今までの苦労が走馬灯のように脳裏に駆け巡り涙がこぼれ落ちそうになりました。(マジで
皮を練り、棒状に伸ばして1個分の塊に切り離していく作業をしている時から皮のコロン感に可愛らしさ、自分の子供のように感じるところがあり、練っている時間は本当に愛情を注いでいたと思う。赤子をあやすかのように麺棒を転がしていました。
餡を練っているときも自分の手の摩擦熱で脂が溶け出さないように自らの手を冷やしながら赤子を撫でるかのように練っていました。(寒さが大の苦手な自分が自らの手を冷やすなんて餃子とハンバーグを作るとき以外にしません。)
そんな愛する子供のように可愛がった餃子が美味しく出来上がったらどうです??
子供が一人前になって巣立っていったかのような達成感と一つの物語が終わってしまったかのような寂しさが入り混じった感情に抱かれました。
餃子。今までなんとなく食べていたけど、こんなにも愛情を注がれて表舞台に出てきてたんだねと感慨深くなりました。
餃子好きのみんな、一回、全部手作りして食べてみてください。
新しい境地、世界、気付きに出会えます。