C#プロダクトで、頂点を目指す。岩手在住エンジニアの挑戦。
今回紹介するのは、ネクスタの「肝」であるプロダクト開発部の責任者を務める阿部浩彬さん。現在、地元の岩手県に住みながら、フルリモートでスマートFの開発を牽引しています。
阿部さんは、ものづくりを愛し、地元・岩手を愛する二児の父。実家はりんご農家を営んでおり、季節の折には、一家総出でりんごの世話を行うそうです。
そんな阿部さんに、これまでの経歴や、ネクスタで働く魅力、今の仕事内容について伺いました。
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Profile
2022年3月1日入社 プロダクト本部 プロダクト開発部 責任者
阿部 浩彬(32)
新卒でエンジニアとして、医療施設や介護事業所に向けたソフトフェアを提供する株式会社ワイズマンに入社。ソフトのリプレイスに関わるアーキテクチャ検討チームで、リーダーを務めた。
その後、DNPデジタルソリューションズに転職し、企業向けの注文・在庫管理システムの受託開発などに従事。リーダーとしてチームビルディングにも携わる。
ネクスタに入社するまで
エンジニアとしてのキャリアの始まり
ーネクスタに入社するまで、2社の企業でエンジニアとしてのキャリアを築いてきたという阿部さん。まずは、その経歴についてお聞かせください。
エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたのは、介護事業所向けのパッケージソフトを開発・販売する企業でした。入社して2年目のタイミングで、ソフトの大規模なリプレイスプロジェクトが走り出し、その技術や知見の習得を兼ねて、1年間の外部企業への出向を経験しました。
帰任後は研究開発部門に配属されました。加えて、ソフトのリプレイスに関連した研究チームのメンバーも兼任しており、入社から5年目にはそのチームリーダーを任せていただきました。
ー研究開発ですか。具体的には、どのようなことを研究されていたのですか?
新しく世に出た技術を自社のプロダクトに応用できるか、仮説を立てて検証するという研究でした。新しい技術に触れつつ、ある程度裁量をもって研究できたので、難しいながらも大変面白かったですね。
課題に対して仮説を立て、それを証明するための道筋を描き、検証し、素早く判断を下すという経験は、現在ネクスタで開発をする上でもとても役に立っています。
ーそんな中で転職を考えたのはどうしてですか?
もう少し裁量をもって自由に開発がしてみたかったというのが、理由の一つです。
あとは、スピード感をもってどんどんチャレンジして、ダメなものはどんどん評価していくという考え方のほうが、自分に合っていると気づいたからですね。
プロダクトの規模が大きいと、どうしても意思決定のハードルが高くなります。特にリーダーのポジションについてからは決裁を取るという機会が増え、意思決定のスピードにジレンマを感じるようになりました。
また今後キャリアを重ねていく中で、マネージャーになるとマネジメント業務のみに専念しなければならず、エンジニアリングに深く関わり続けることができない環境だったのも理由の一つです。
スピード感ある開発環境を求めて
ー新たな活躍の場として、なぜDNPデジタルソリューションズを選んだのですか?
まず私には譲れないポイントとして「地元・岩手で働ける」という条件がありました。
そのうえで、やはりずっとエンジニアとして開発をしていたいので、マネジメント職についてもものづくりを続けられるキャリアパスがあったことが入社の決め手でした。
また同社は受託中心でありながら、自社でソリューションを有していることから、ある程度自由に意思決定ができるのではないかと考えました。さらにはチームの単位が小さく、スピード感をもって仕事ができることも魅力の一つでしたね。
ーDNPデジタルソリューションズでの具体的な業務内容を教えてください。
同社では、印刷物にまつわる生産管理システムを手掛けていました。
業務の流れとしては、顧客の要件に対して5〜10人のチームを組み、要件定義から開発、リリース、運用までを担うというもの。プロジェクト期間は3カ月ほどで、期間が終わるとチームは解散となります。
私はチームリーダーの役割を担っていたので、チームを立ち上げる前に顧客の要求・要件を整理し、計画の策定、必要な期間やリソースを計算するといったことも行っていました。
ー働くなかで印象に残っていることはありますか?
「新技術を使ってみよう」という挙手制のプロジェクトが面白かったです。そのプロジェクトは希望者が週に一度集まり、世に出たばかりの技術を使ったアイデアを考えて、実際に作るというものでした。
できあがったものは最終的に、事業責任者や本社の役員の前でプレゼンします。中には実際に製品化したものもあるそうです。
そのプロジェクトに私も手を挙げて参加しました。チームを超えた交流をしながら、新しい技術に触れ、自由な発想で、エンジニアとして自分がほしいスキルを磨くことができる。研究開発のような側面もあり、非常に良い経験でした。
ー本当にものづくりが好きな人が集まっていたのですね。そこから転職しようと考えたのには何かきっかけがあったのですか?ちょうどその頃、世界的に新型コロナウイルスが蔓延し始め、勤務スタイルが出社から在宅に切り替わりました。
その時にふと「今だったら岩手に拠点を置きながら、自分の力を生かせる企業がもっとあるんじゃないか」と考えたんです。
ネクスタに決めた理由は、事業の魅力と、代表 永原の熱意
リモートワークが普及。自分の力を生かせる場が広がった
ーリモートワークの普及がきっかけだったのですね。そこで、なぜネクスタを選んだのですか?
ネクスタには自分が今持ち合わせている技術が生かせる場があったからです。
具体的にいうと、プロダクトの開発言語にC#を用いているということです。今まで自分がメインで使っていたのがC#だったので、やはりこれからもその経験を生かせた方がよいだろうと考えたためです。
あとはやはり、自分が楽しいと感じられる開発を続けていけるかどうか。
そんな視点で転職先を探していると、おのずとネクスタにたどり着きました。
ネクスタ代表・永原の熱意
ースタートアップへの転職に迷いはありませんでしたか?
実際のところ、少し悩みました。というのも、実はネクスタの面談を受ける前に、内定をもらっていた会社があったんです。
ただやはり「従来の製造業の生産管理システムに風穴を開ける」というネクスタの事業に面白さを感じていたことと、面談での永原さんの熱意が決め手となりました。
仕事を選ぶ機会って人生においてそれほど多くないですよね。だからこそ、後悔しない選択をしたいと思ったんです。
ー面談では、具体的にどんなお話があったのですか?
スマートFのプログラミングにはC#を使っているのですが、永原さんは「『C#を使ったプロダクトといえばネクスタ』といわれるような、一番を目指したい。そしてそれがしっかり顧客の課題解決に繋がって、評価されて、結果が出せるようなものを作りたい」とおっしゃっていましたね。
あと一番印象に残っているのは、ビジョンの話です。
ネクスタでは「日本経済に最大のインパクトを」というビジョンを掲げています。
これはつまり、ITの力で製造業全体を活性化し、日本経済全体を好転させていくという意味です。
永原さんは、そのビジョンに対してどうコミットしていくかというところまでしっかり考えていて。この人は、この途方もない目標を本気で実現しようとしてるんだな、というのが、話をしていてすぐに分かりました。
入社当初と今。約2年で変わったこと
開発部門の組織規模は4倍に
ーネクスタに入社した当初のことを教えてください。
入社当時、開発チームのメンバーは5人ほどでした。私はスマートFの機能改修というところで、設計も含めて実装テストをメインでやっていました。
そこから組織規模がどんどん大きくなるにつれ、人が年々倍増し、今は20人ほどの体制になっています。
エンジニアにとって心地よい開発環境を
ー今年の4月から開発部の責任者に着任されましたね。メンバーのマネジメントで意識されていることはありますか?
「エンジニア全員が最も高いパフォーマンスを発揮できる場を整える」ということが私の役割だと考えています。
仕事をする上で大切にしていきたいことや、理想的な働き方は、人によって異なります。その人の理想に一番近い環境で、気持ちよく仕事をしてもらうことが、より良いアウトプットにつながると信じています。
また、メンバーの特性を生かし、より良い相乗効果を生むためにどのようなコミュニケーションが必要かという部分を意識しています。
とはいっても、まだまだ私も新米の身なので、みなさんから指摘を受けつつ一緒に成長していくつもりでやらせてもらっています。
ースマートFの開発における、現在の課題を教えてください。
やはりビジネスサイドと開発サイドでのギャップが生じてしまうことがあります。ネクスタは何よりもプロダクトを第一に考えている企業です。しかしながら、やはりビジネス目線をなおざりにしては、企業は成立しません。
特に今は会社が急成長している段階なので、これまで以上に組織全体が連携していく必要があります。もちろんエンジニアも例外ではありません。より良いプロダクト開発のために、それぞれの部署が自己認識し、互いに目線を合わせていくことが重要になってくると思います。
求める人物像は「泥臭くとも、粘り強く前進してける人」
ーネクスタにはどのような人が向いていると思いますか?
仕事を課題と捉えて、その課題解決に向かって仮説を立て、検証していくことができる人です。
繰り返しになりますが、ネクスタは今まさに成長の真っ只中にいます。プロダクトの規模が大きくなるにつれて、さまざまな変化に適応していく必要があります。
そのような状況下での開発には、一筋縄ではいかないことがたくさんあります。
何度も何度も仮説と検証を繰り返すという、泥臭い努力が必要なこともあります。それでも「次はどうしたらいいか」を自分で考えながら、粘り強く進んでいける人は、スマートFの開発を楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
ネクスタには、「ITの力で日本の経済を変える」という事業そのものの魅力があります。
さらにスマートFというプロダクトの開発には、他にない面白さがあります。当然その面白さは、難しさと比例しています。
またネクスタは、プロダクトを何よりも大切にし、プロダクトを基点とした組織を築いています。
そして当社には変化を恐れない、というよりも、積極的に変化を受け入れる風潮があります。自ら提案したい、積極的に開発に関わっていきたい、という方にはぜひ応募していただきたいです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
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