【お休み回】エピクテトス
(1) 与えられたるものを受けよ。与えられたるものを活かせ。
(2) 自分が不幸なとき、他の人たちを非難するのは無教養者、自分自身を非難するのは教養の初心者、そして他人をも自分をも非難しないのが本当の教養人である。
(3) 人を不安にするのは、物事ではない。物事についての意見だ。
(4) 侮辱は相手のせいではなく、侮辱されたと思い込むせいだ。
(5) 聞き上手は、ひとつの技能である。
(6) 先ず、自分に問え、次に、自分で行え。
(7) 逆境は、人の真価を証明する、絶好の機会だ。
(8) 何かを究めたいなら、外には愚かになれ。
(9) 無から有は生じない。
(10) 自由な意思は、盗人の手の届かない財宝である。
(11) 哲学とは、自分の幸福が外からの事柄にできるだけ左右されぬように心がけて、生きることである。
(12) よい作家になりたいなら、書くことだ。
(13) 我々を救ってくれるもの、それは友人の助けそのものというよりは、友人の助けがあるという確信である。
(14) 人間の本性には、動物と通い合う肉体と、神々と通い合う理性・英智とが混じり合っている。
(15) 正しき人は、心の状態を最も平静に保つ。不正なる人は、心の状態が極度の混乱に満ちあふれている。
(16) この地上で最も程度が低いものは貪欲・快楽欲・大言壮語。最も高いものは寛容・柔和・慈悲心だ。
(17) あなたの敵にどうやって復讐すべきだろうか?できる限り多くの善行を行うよう努力しなさい。
(18) あなたを罵倒したり、殴ったりする人間が、あなたを虐待するのではない。それを恥辱だと考えるあなたの考えが、あなたを虐待するのだとよく考えなさい。
(19) 病気は身体の障害であるが、気にしない限り意志の障害にはならない。
(20) あなたのことを人が悪く言う。それが、真実なら、直せば良い。それが、虚偽ならば、笑えば良い。
(21) 人間の良心のみが唯一、あらゆる難攻不落の要塞より安全なよりどころだ。
(22) 幸福への道はただ一つしかない。それは、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。
(23) 神は人間にひとつの舌と、ふたつの耳を与えた。しゃべることの2倍多く聞けということだ。
(24) 容赦は、いかなる復讐にも勝る。
(25) 金銭、快楽、名誉を愛する者は、人間を愛せない。
私がエピクテトスを知ったのは、30を超えてからだった。
いや、多分学校で多少は学んだはずだが、何一つ残っていなかったのかもしれない。ストア哲学とか、マルクス王とか、なんか聞いたことあるな~くらい。
知ったばかりの頃は、
「いや、コイツの言う事、既に気付いてたしwwww」
と思っていた。
でも大事なのは
「私が気付いた事と同じことを言うこの人が、私とは違うことを言うときがある」ということだ。
それはどの偉人においてもある。
まぁ、大体わかるけど、これは違うんじゃね?って思うこの気持ちが、実は私の未熟さをダイレクトに表している。
違うのであれば、答えを探しにいかなければ。
少なくとも私は(8) 何かを究めたいなら、外には愚かになれ。を実践するために今日も愚者のムーヴをキメるのである。