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#154 手段と目的を間違えない話

こんにちは。神戸の結婚式場でマーケティング部に所属しているこーへいです。

今回は「手段と目的を間違えない話」について書きます。仕事をしていると自分も含めて手段が目的になっているな・・・と思う状況があるため、その重要性をこのnoteに書きます。

それでは深掘りしていきましょう!
(約2,000文字 / 4分で読めます)


・プランナー2年目に出会った言葉

この言葉の出会いはプランナー2年目、当時コンサルで入っていただいた東矢さんが話してくれました。これまで接客について色々相談しており、何回かミーティング報告をした後に、

「おーたくん、いつの間にか手段が目的になっているよ。大事なのは目的であり手段はその目的を達成するためのもの。手段が目的になってはいけないよ。」

という言葉は当時の自分の中でハッとさせられたことを今でも覚えています。

これまで自分の担当件数を増やすことでプランナーのスキルを上げていくこと目的で、そのためにまずは担当数を増やすことで経験値を増やしていこうと話しました。ただいつしか接客をこなす中で成約数を高めていくこと(手段)が目的になっており、どうしたら成約数を伸ばすことができるのか?を考える日々を過ごしていました。

もちろん成約数を伸ばすことは大切ですし、途中で目的を切り替えたのなら特に問題はありません。ただ問題なのは自分自身が目的が変わっていることに気づいていないことです。本来の目的からズレているのに気づかないまま進んでいくと、自分が考えている結果にたどり着くことができず、また別の方向に進み迷子になってしまうこともあります。

それから自分が仕事を進めていくためには「今考えていることは手段が目的になっていないか」を確認することが私の習慣になりました。

・自分では気づかないもの

そして時が経ち、自分が部下を持つ立場になったときにこの状況はよくあることだと気づきました。しかもその状況下で自分自身が気づくことは難しいんですよね。そのときにはそもそもの目的を明確にして、達成のために何が必要か?を整理してまとめることが必要です。

例えばですが、

目的・・・A会場の月間集客目標達成

と仮定します。そのために必要な手段をざっと書くと

①月間集客数の内訳を調べる
②好調な来館経路を調べる(各項目毎に調べ尽くす)
③不調な来館経路を調べる(各校目毎に調べ尽くす)
④データから導き出した仮説を検証していく

になります。

そこから④を中心に実践していく中で得た数字を振り返り改善していくのですが、調べていく内に数字を調べることが目的になり、④が疎かになってしまうことがあります。そんなときはどうしたら良いかというと、

・定期的に進捗確認を実施
・目的を本人から聞く
・手段の言語化

この順番で確認していきましょう。

・定期的に進捗確認を実施
まずは手遅れになる前に定期的に進捗確認する場を設けましょう。

・目的を本人から聞く
次に本人から今行っていることの目的を報告してもらいます。特に上司や先輩からの依頼など自分発信ではないときに、実は目的が分からず進めていることもあるからです。また報告を受けることで、こちらの目的の意図をズレていることもわかるため修正も早い。ここで注意することは「わかっていなくても感情的に怒らず、理解するまで伝え続けるです」相手がわかっていないことは伝えてる側にも責任はあるため、「なんでわからないんだよ!」ではなく、「どこまでわからないのだろう?」と寄り添いましょう。

・手段の言語化
そして目的が明確になるとあとは簡単。「達成のために必要なことは何だろう?」と本人から項目を聞き出しましょう。そしてその内容を書き出し、調べていきましょう。大事なのは「これは手段であり目的ではない」ことをしっかりと伝えること。そうしないと気づかぬ内に調べることが目的になってしまうからです。ただメモでもデータでも「これは手段であること」を目で見ることで手段の目的化を防ぎます。

自分でも気づけば手段の目的化に陥ることがあるため、自戒も込めてこれからも意識していきます。


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それでは!

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