おはようございます。
就活モチスキゼミの山内康義です。
本日の記事の中心は日銀の植田総裁就任後のはじめての
金融政策決定会合について報じていました。
まずは
①2%の物価目標の達成に向けて、
粘り強く金融緩和を続けていく方針を決定する。
②1998年以降の25年間を対象に振り返り、金融緩和策を多角的に評価するレビュー(「総括」)を行なっていくことが確認されました。
金融緩和と日銀目標の2%を深堀思考しましょう。
金融緩和とは何か?(日本銀行サイト)
https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/seisaku/b28.htm
なぜ、消費者物価の前年比上昇率2%なのか?(NHKサイト)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20180124/21/
「総括」することは、
これからの未来をどうすべきか振り返り、ビジョン・施策をつくり、
実行していくにとって大切なことですね。
たとえば、太平洋戦争の「総括」した記事、本は読みましたが、
多角的にどこまでできたかというと、抜けている視点があります。
本日の「春秋」で、戦争当時は、マスコミ、産業界、教育界も日本のすべてがのめり込んでしまったわけなのですが、当時の日銀による戦時国債の
巨額引き受けが、無謀な国家運営の役割を果たした一因だったのですね。
冷静に見極めていきましょう。
さて、日経電子版には、深堀思考するための基本を教えてくれる記事特集「基礎から日経」があります。
電子版を講読できたら、どしどし活用しましょう。
電子版の事例です。
【基礎から日経】
「ファミマとドンキが顧客データ共有、規模をどう活用?」
2023/4/28 7:00 日本経済新聞 電子版
<引用>
ここが気になる
ファミリーマートとディスカウント店「ドン・キホーテ」の運営会社は
お互いの顧客情報を共同で利用し、3000万超のデータを使う国内小売企業で最大級の連携に動きました。
両社それぞれのアプリなどを通じ、スマートフォンにひも付く年代や購買履歴などを匿名で活用します。例えばお菓子が好きそうな消費者のスマホにどら焼きのクーポンを配信するなど、販売促進につなげます。(後略)
※日経新聞に感謝。
日経新聞電子版を購読することをおすすめします。
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ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義
それでは、新聞クリッピングをご覧ください。
1.朝刊1面トップ 日銀、25年間の緩和検証へ植田総裁初会合、大規模緩和は維持 政策変更排除せず
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
2.1面 時事コラム「春秋」
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
3.<社説> 日銀は内外情勢見極め柔軟な政策運営を
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
4.日銀は内外情勢見極め柔軟な政策運営を
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
日銀は28日、植田和男総裁の就任後初めての金融政策決定会合で、
前任の黒田東彦氏が進めた大規模な金融緩和策の維持を決めた。
米欧の金融情勢に不安が残り、景気に下振れリスクが根強いなか、
妥当な決定だといえる。
声明では、新たに「経済・物価・金融情勢に応じて機動的に対応しつつ、
粘り強く金融緩和を継続していく」と表明した。
内外情勢の変化を見極め、機動的かつ柔軟な政策運営を求めたい。
今回まとめた「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では植田日銀が描く今後3年の経済・物価の見取り図が明らかになった。
政策委員予想の中央値でみた消費者物価指数の上昇率(生鮮食品を除く)は2023年度に1.8%、24年度に2.0%となり、前回の1月予想からそれぞれ0.2ポイント引き上げた。初めて公表した25年度は1.6%に据えた。
海外発の原燃料高の影響が弱まるなかで23年度の半ばにかけて上昇圧力が
衰えたあと、賃上げの継続といった国内要因が少しずつ押し上げる姿だ。
植田氏が重視する物価の基調的な上昇率は「見通し期間の終盤にかけて目標に向けて徐々に高まっていく」と想定するが、25年度の予想は目標の2%近くには置かず、「下振れリスクのほうが大きい」とも見込んだ。
植田氏は記者会見で「(目標接近には)時間がかかる」としたうえで「拙速な引き締めで2%を実現できなくなるリスクのほうが大きい」と語った。
長期金利を低く抑える長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)がもたらす市場機能の低下などの副作用への対応を含め、政策運営のあり方を不断に検討してほしい。
会合では、日本がデフレに陥ったあとの25年にわたる様々な金融緩和策を「多角的にレビュー」する方針を示した。
短期金利がゼロになって伝統的な政策が効かなくなり、日銀は試行錯誤を強いられた。黒田体制下の10年は未曽有の規模での緩和を続けたが、真の意味での物価安定はなお遠い。
過去の緩和策の有効性や副作用を検証することは、将来の金融政策のあり方を模索するうえで望ましい取り組みだ。
日銀は1年から1年半程度の時間をかけると表明したが、植田氏は検証や分析の成果を随時、公表していく意向を示した。将来の緩和策の出口やその後の政策のあり方を巡る市場との対話にもつなげてほしい。
5.植田日銀「2%」達成入念に
政策は維持「拙速な引き締めはリスク」 検証も並行「効果と副作用、幅広く点検」
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
5.将来推計人口「Think!」識者に聞く(下) 社会保障、応能負担徹底を 社会保険労務士 井戸美枝氏
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊
6.外国人が住みやすい国に 京都精華大教授 ウスビ・サコ氏
2023/4/29付 日本経済新聞 朝刊