コロナウイルスが猛威を振るう中、今こそ自宅でできる進学先選びの準備を
通信制高校、サポート校などの情報をお届けする新しい学校選びガイド『ニュースク』編集部Kです。私ども編集部は北海道札幌市にありますが、道内でも新型コロナウイルスの感染拡大が進み、昨日現在の陽性累計者は154名。ニュース等でもご存知の通り道知事より緊急事態宣言も出され、終息に向けて予断を許さない状況が続いています。
さて、生徒の皆さんにおいても様々な影響が出ていることでしょう。今回は、このような状況下での進路選択の準備についてお伝えしたいと思います。
●こんな時だからこそ、パンフレットを「読んで」みる
今この記事をご覧いただいている皆さんの中には、通信制高校やサポート校に興味を持っていたり、進学先の一つに考えている方もいるかと思います。
通信制高校やサポート校、さらには技能連携校、高等専修学校(専修学校高等課程)など、いったいどんな教育機関なのか、何が学べるのか、はたまた、この両校の違いは何か?そのように感じることはありませんか。
各校のホームページを見ただけで、なんとなくその学校について理解できたと思いがちですが、ホームページ閲覧は便利で手軽な分、どうしてもサラっと読み流してしまいがちです。外出が制限され、各校の学校説明会等が軒並み中止・延期となっている今、気になる「複数校」の学校資料を取り寄せ、時間をかけて読み比べてほしいです。冊子を開いて読むことで、理解度が違うことがお分かりいただけると思います。特に保護者にとっては学費の比較も重要ですよね。
●「資料請求すること」は「ミスマッチを防ぐこと」
先ほど「複数校」を資料請求してほしい、とお伝えしました。ここだ!と思う1校のみ資料請求するでも良いのですが、複数校を比較することで、第一志望校の良さを再確認できることにもなりますし(やっぱりこの学校で間違いない!)、これまで気づかなかった疑問や確認事項を見つけること(今まで気づかなかったけど、この点はどうなの?)にもなるのです。今こそ、じっくり時間をかけて比較検討することをお勧めします。
●資料請求の次は学校見学会・オープンキャンパス
複数校の資料を読み比べた後は、必ず学校へ足を運ぶことが肝要です。資料請求と同じく、1校だけの見学で終わらせてはミスマッチが起きる可能性を否定できません。さらに、学校パンフレットについて、学校見学会やオープンキャンパスへ行く前提で読み込みことが重要です。
そこで、学校見学会やオープンキャンパス参加前に下記の項目を覚え書きとして残しておくことをお勧めします。
1. 学校の「パンフレット」を見た感想は?
2. 学校の「パンフレット」を見て感じた疑問点、不安は?
3. 学校見学会当日に質問したいことは?
上記について、本命1校のみでなく、見学予定すべての学校でやっておきましょう。ここまでは外出制限の今、進路選びの準備としてやっておけますね。
●学校見学会・オープンキャンパスに参加した後は
学校見学会やオープンキャンパスへ参加できる時期になりましたら、積極的に参加してみましょう。
そして、参加後に比較検討をするため、下記の項目を事後記録として書き残しておいてください。出願校の絞り込みの際、「振り返り」しやすくなります。
1. 学校の「パンフレット」通りだな、と思ったことは?
2. 学校の「パンフレット」のイメージと違うな・・・と感じた点は?
3. 学校(特に在校生)の雰囲気は?
4. 学校見学会・オープンキャンパス参加前後で、気持ちに変化はありましたか?
自宅から出かけにくい今を、逆にチャンスととらえ、進学先選びの準備期間としたいものですね。
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