メンタル崩壊の日々 ハケン営業の品格⑤営業女子のトリセツ編

過去の記憶を遡れば遡るほど、派遣営業をやっていた頃の記憶がよみがえります。

今日は私の先輩社員(女性)のエピソードから、いかに営業女子が魅力的かをお話しします。

営業女子のトリセツを知りたい方は是非ご覧下さい!!

派遣会社営業社員の特徴

私は事務派遣の会社に勤めていたため、派遣スタッフの殆どが女性だった。

そんな事もあり、男性社員は比較的ソフトで物腰が柔らかいタイプ、女性社員は気が強いタイプが多かった。

仕事柄、精神的にキツイことも多いので、女性は気が強いくらいでないとやってられないのだ。

また、今は分からないが当時は、派遣先担当者のセクハラ受ける事もあったようだ。

派遣会社の営業は比較的担当者に対しての訪問頻度が高く、密な話をするので接触頻度が高い。

そして、営業なので愛想が良く、若い女性が多かったので、中年男性担当者からしたら、あれ?この営業はもしかして、俺のこと気に入ってんじゃないか?

と勘違いさせてしまう事もしばしばある。

本人達からしたら、いやいや、仕事だからそうしてんだよ!と言いたい所だろう。

そんな担当者には、飲みに誘われる事もあり、飲みに行ったりすると時として、太ももタッチ、胸をモミモミ、キスを迫られるなど、セクハラに遭った話はそれなりに聞いた事がある。

派遣の発注権は担当者レベルで持っている事も多かったので、その人に気に入られればオーダーを有利に出してくれる事もあったのだ。

だからその立場を利用して、悪さをしてくる担当者もいるのだ。

これは、本当にけしからん話だ!公私混同しやがって!絶対に許せねぇ!!

俺もいつか派遣先の担当者になりたい!

、、って違うかf^_^;

なので、そうゆうのにも耐えるか、うまくかわす力が無いと勝ち抜いていけないため、線が細いタイプの女性営業は、入社数年で辞めていった印象が強い。
※当時の話です

そんな中、私が新卒で配属された支店には年が近いバリバリ営業ウーマンの先輩がいた。

関西人女性のアネさん

その方は、チャキチャキの関西人女性で、とにかくキャリアウーマン!!という印象の方だった。(以下、アネさん)

※イメージです

営業力があるだけではなく、自身の見せ方にも気を使っており、あの担当者はこうゆう服装が好きだからといって、服装やイヤリングもその時によって変えていた。

「女の武器はなぁ、使えるモンは使ったらええんや。それで受注できるなら安いもんや」

とも言っており、胸元が絶妙に見える服装の時もあった。アネさんは中々の巨ヌーだったので。

その思考は、営業ウーマンじゃなくて、キャバ嬢じゃないか?(笑)

とも思いつつ、営業の鑑といった感じだ。

↑センスが古いか、、

そんなアネさんだが、とにかく二面性が激しかった。

男なら誰もが女性に幻想を抱いている時期があるだろうが、私は社会人になりアネさんに出会ってからは、女性に対し幻想など1ミリも抱かなくなった。

アネさんの二面性

「アネさん、すみません、あの、、これについて聞きたいのですが、、」

「あぁ”?!なんて???声ちっさくて聞こえへんねん!」

「申し訳ないです。あのー、これについてなんですが、、、どうしたらいいでしょうか?」

「ワレはどう思うねん?!どうしたらいい?なぁ?質問する時は自分の意見を考えてからにしろや!」

と、こんな風によく理詰めにされていたもんだ。

その度に、俺はドMだ!そうだ、俺はドMだ!俺はアネさんのシモベなんだ!!

と、心の中で何度も自分に言い聞かせ、アネさんを迎合できるようにしていった。

アネさんに調教を‘施して頂いた’という表現であながち間違ってはいないだろう。

私に対してはそんな風に理詰めだったが、お客さんに対しては全然違った。

「あ、はい❤️そうですねー、なるほどですねー。はい❤️はい❤️申し訳ありませんでしたー❤️

電話をしている時の声は普段より明らかにワントーン高い。

しかし、担当者との電話が終わり電話を切る瞬間、


ガッチャーーーン!!


激しいガチャ切り音がオフィスに鳴り響く


「あー、あいつマジなんなん?!ムッカつくわー!マジで!」

さっきの声のトーンからは考えられないくらいガラが悪くなる。

女王様の降臨だ。

どうやら派遣スタッフの事で、担当者に怒られていたようだ。

電話切った瞬間、ここまで豹変できるとは、営業女性の裏表は恐ろしいな、、と驚愕だった。

不機嫌なアネさんは髪をオールバックにして束ね、加えタバコで仕事をし始めた。

加えタバコでパソコンを激しく打っているその姿は、よく言えばL'Arc-en-Cielのケンのようにワイルドで、悪く言えば、ただの関西のヤカラだった。

アネさんの彼氏

アネさんとは帰りの方向が一緒だったため、その日は電車で一緒に帰っていた。

「あんなぁ、ウチ、昨日彼氏と喧嘩したんやんかぁ。」

般若のような形相でオフィスワークをしていたアネさんからは想像できないくらい、今日は珍しくシオらしい。

「そうなんですね。今どうなんですか?」

「いや、もう別れよう思って。もう許されへんわ!」

「まぁ、とは言っても、まだ話し合う余地はあるじゃないですか。」

「いや、もう絶対無理や!絶対別れたるわ!」

アネさんはそう言って激昂し、般若へと変わった。


詳しく事情は教えてくれなかったが、姉さんは彼氏のことで相当頭に来ていたみたいだ。

長く付き合ってたらしいし、本当に別れてしまうのかなぁ。残念だなぁ。

と思っていたら、突如、姉さんに電話が掛ってきた。

会話途中でアネさんが慌てて電話に出る。

「あ、ちょっとごめんな!


はい。(電話に出る)


あ、うんうん、ううん。


ええの❤️こっちこそごめんなぁ❤️


ううん、じゃあいま電車だから、またな❤️

えっ?


アネさんの声のトーンは、私と話していたそれよりもワントーンいや、ツートーンは上がっていた。

女を通り越し、完全に「メス」となっていた。

「アネさん、さっき別れるって言ってましたけど、今のって、、、?」


「彼氏❤️うん❤️もうええの❤️


???!!!


なっ、、、


なっ、、、、、、



なんじゃそりゃあああああああああ!!!!


女心は秋の空とはいうものの、変わり身が激しすぎるだろ!!オイッ!!

心配した気持ちを返せやゴルァ!!このアマが!!ザケンナヨ!!


・・なーんて、アネさんに言えるわけはなく、

「ははは。そっ、そうなら良かった、、f^_^;」

と、苦笑いをしながらフォローをした。

その時のアネさんはとても嬉しそうな顔をしていた。

前述で派遣会社の営業女性は気が強い女性が多いとはいったものの、実はこのように内面はめちゃくちゃ乙女が多い。

営業女子のトリセツ

アネさんによって女性に対しての幻想は打ち砕かれたものの、それは乙女な自分を隠すためのカモフラージュでもあったのかなと、このエピソードから思うようになった。

外面はいいけど、内輪ではサバサバで豪快。

だけど、好きな人には素の自分を見せてしまう。

アネさんには、まるでミルフィーユのように多層である女性の姿を見ることができた。

深い、、、深すぎる

♪営業女子は、一見気が強そうでサバサバしているように見えるけど、決して男と同じような扱いはしないでね❤️

♪みんなの知らない所で泣いていることだってあるんだよ❤️

♪だって、内面は乙女なんだから❤️

♪本当は壊れやすいハートを大事にしてね❤️

営業女子は合コンで、職種を聞かれた際に、営業職だとあまり言いたがらないそうだ。

営業の女性=気が強そうで、扱いが大変そう。みたいなイメージを持たれやすいようで。。

だから、職種聞かれても、「OLです❤️」とか言う人もいるらしい。

でも、それはイメージが先行しちゃってるだけで、内面はめちゃめちゃ乙女で可愛らしいんだよ(*´艸`*)

世の男性は、そんな営業女子の魅力にもっと気付くべきだ!!

CA、アパレル、保母さん、受付嬢だけじゃなくて、営業女子にももっとフォーカスを!!

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ニューノマン@エモいエッセイスト
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