挨拶を返さない時は事故に注意

これは、子どもだけではなく大人にもあてはまります。

おはよう、こんにちは、さようなら等の挨拶のコミュニケーション。


恥ずかしがって、返せない子はたくさんいます。なので、その場合は大丈夫。

注意が必要な時は、いつもちゃんと挨拶する子が返してこない時です。

それは、生活態度面で注意というよりかは、その子がなんらかのトラブルに巻き込まれる可能性があるという事です。

保健室の先生として小学校で勤務している時、こんな事がありました。


事例1
いつもは、ニコニコ挨拶をして友達数人と保健室に入ってきて遊んだりおしゃべりしていく子が、その日は挨拶をしませんでした。無視するわけでもなく、その後は友達と仲良く遊んでいたのですが、少し気になりました。表現が難しいけれど、何か陰があるような、いつもと顔が違うような。
その日の夕方、その子は自転車に乗っている時、車とぶつかって腕を骨折する怪我をおいました。

当時は、挨拶と事故にあうことを紐づけて考えていなかったのですが、次の事例2で紐付けに至りました。

事例2
いつも礼儀正しい女の子。かといって、真面目すぎるわけでもなく、お洒落も好きで、友達同士では楽しくあそんでいる子でした。廊下ですれ違っても会釈をしてくれたり、保健室に来た時もとてもお行儀が良い子でした。
そんな子がある日、廊下を向こうから歩いてきたのですが、体育館シューズを足で蹴りながら歩いていました。その雰囲気がいつもと違い、顔つきはきびしく、目も合わせず、いつもの会釈もありませんでした。
高学年だったので、急に来た反抗期??とも思ったのですが、その日の夕方、その子は友達と遊んでいて高所から転落し、腰骨を折る大怪我をしました。


他にも、自分の事も含めて事例はありますが、長くなるので又別の機会に。


いつも挨拶できる子どもが、挨拶を返して来ない時、それはこれから起こる何かを暗示しての悪い反応なのかもしれません。

子どもがいつもと違う顔つきの時、別の「何か」を感じる時は、放っておかずに話しかけてあげてください。私もそれ以降は、「大丈夫?」と声をかけるようにしています。

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