第88話・未来から来たおっさんが、本気を引き出す7つの習慣のレッスンを始めた。
※この記事の経緯
おっしゃ、やっぱお前は素早いな。
早速紙とペンを用意して、準備万端やないか。
ほな、始めていこか。
これから7つの習慣のレッスンをスタートする。
その前に、事前準備するで。
これも、ポイントや。
事前準備を怠るな。
何も考えずに始めることは、誰でも出来ることや。
でもな、何かを始めるにあたって、その物事に対してちゃんと考えてから、ある程度の事前準備をしてスタートするのでは、まるで結果が変わるんや。
実際にお前は、20歳を超えるまでは、行き当たりばったりで過ごしてしまうねん。夢や目標を追いかけて、チャレンジすることが大切という言葉に踊らされて、まずは一歩踏み出すこと考えながら、色々と挑戦していく。
それが結果的に人生の肥やしにもなるけど、無駄な経験や労力がかかることの方が多い人生になっていったんや。
何よりも、時間のロスが多い。
ほんで、その時間は取り戻されへん。
自分の人生の持ち時間を大切にするっちゅう意味でも、事前準備が重要なんや。心構えと、心算をしっかりと形成しとく。
それを今のうちから、毎日考えていこや。
お前の年齢で、そこまで考えて行動する人間は稀やしな。
最悪な未来に備える事前準備も大事やし、最高の未来に備えた事前準備も重要や。全ては、準備から始まる。
そう思っとけよ。
始める前に、準備する。
準備してから、始める。
これが、7つの習慣を落とし込む前の、大事な人生哲学や。
これをまずは、いますぐに紙に書け。
おお、ええやないか!
早速、書いてるやんけ!!
そう、そのスピード感や。
すぐやる、すぐ実行する、すぐ形にする。
思い立ったが吉日、吉日は即日や!
そうやって素直に実行することも、これから大事せえよ。
ほんでな、これから伝える事前準備が、実は今やったことそのものや。
【いついかなる時も常に記録できる状態にしておく】
これが、お前の人生でこれから大事にしといたほうがいい、日々を効果的に生きるための事前準備や。
お前は今、最も苦しい状態にある。
だからこそ人一倍「思考」してるんや。
その思考の連続が未来に生きてくる。考えて、考えて、何もない状態でも、何かを生み出そうとずっと考えてる。
そうやって、何度も何度も思考しながら、想像力を強化し続けていった先にや。未来のお前は、とてつもない創造ができる閃きを持った人間になるんや。
社会が変化して、その都度生きるためのルールが変わったとしても。
その不安定な世界の中でも柔軟に生きていくための閃きが、温泉の如く湧き上がるブレーンがお前の頭に形成されていくんや。
ただな、閃きも形にしな、意味がないねん。
ほんでもっと言うとな、閃きは一瞬で生まれるからこそ、記録しておかな忘れてまうねん。
いいことが思いついても、思いついたままにしたら、記憶の彼方に消え去って何もなかったことになってまう。
それが、めっちゃもったいないんや!
ほんまお前は、自分でも恐ろしいほどに数々のアイデアを思いついてしまうねん。ただ、そのほとんどが垂れ流しになってしまう。
そうなるのも、記録するっていう発想に気づくのが、お前が30代を過ぎてからなんや。
正確には、20代後半から、記録する大切さは本で読んだりして気づいててん。でも実感がないから、その気づきをほったらかしにしたままで、何年も過ごしてるんや。
ほんでや。
自分から生まれた素晴らしい閃きの数々よりも、他人が教えてくれるノウハウに価値を見出すようになって、気がつけば自分から湧き上がる閃きが、次第に湧き上がらんようになっていくんや。
そんな期間を、何年も過ごしてしまう。
で、結局その後、またお前はある分野で成功を収めることになるけど、結果的にその成功を収めた要因を振り返ると「自分の閃きをすぐ形にしたことで」得られた成果やったことに気づくようになるんや。
お前が今のうちから記録することを大事にしとけば、これから起こり得る10年以上の見えてなかった損失を回避できるんや。
だからさっきみたいに、何かいいことを知ったり、閃いたり、気づきが生まれた時はすぐに記録する。
自分の頭で覚えるんやなくて、紙に記録する。
最悪、なんらかの媒体にすぐに記録できるようにしとく。
自分がから湧き上がる閃きのための事前準備として、そこはこれから徹底してくれよ。
ほな、続けよか。
次回へ続く。
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20億PV
趣味作家newmoonより
【趣味作家newmoon物語】